公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ミヤギノハギ

827日(水)
 
 保育社の植物図鑑でヌスビトハギ属を開いてみると、ヌスビトハギを含め8種類もある。その中にはアレチヌスビトハギは入っていない。長田さんの帰化植物図鑑によると、1940大阪府で発見されたというから、保育社の植物図鑑には記載がないのかもしれない。ヌスビトハギの代表として、ヌスビトハギ、アレチヌスビトハギを考えていた。この2つは何とかわかったような気がする。残されたのはハギ属の分類になる。その中でも、ミヤギノハギのみが枝が枝垂れるというので、区別がしやすいと思えたので、ミヤギノハギから考察してみることにした。

試料3
イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

観察メモ

・旗弁、翼弁は赤紫色が濃く鮮やか 
・旗弁に縦方向に色の濃い線模様がある
・竜骨弁は基が白色、先が青味がかり上へ曲がる
 
観察メモを確認するため、牧野植物図鑑をひらいてみると

参考:牧野植物図鑑
旗弁は楕円形で強く外側に反りかえり、紅紫色であるが、翼弁は濃色、竜骨弁は翼弁より長く青紫色で、鎌状に曲がる

 花について以上のようなことが説明されている。観察メモをこの説明と比較しながら確認すると、ほぼ該当しそうである。従って、試料3については、枝が枝垂れていることからミヤギノハギと考えられる。
 
 
撮影:平成26926


  記  平成27826日(水)