ヌスビトハギ・アレチヌスビトハギ
8月26日(水)
野山を歩くと、彼方此方にハギの花を見かけるようになった。名前を知ろうと、図鑑等を見るといろいろなハギが載せられている。実物を見て、このハギの名前は何というのだろうと考えるが、思うように名前までは行き着かない。そこで、何か手がかりはないだろうかと調べて見た。園芸大百科辞典(講談社)によると、「ハギは一般に総称名として使われることが多いが、学問的には個称名ヤマハギの別名とされる」と説明されている。
また、保育社の植物図鑑でハギの仲間について調べると、
マメ科の植物として主なハギの仲間としてヌスビトハギ属とハギ属が記載されている。さらに
ヌスビトハギ属・・・豆果は2個以に節で分離し、よくものにくっつく
ヌスビトハギ・・・果実は有柄、節間は通常2個
ハギ属・・・豆果は1種子だけで、節がなく、ものにくっつかない
|
の説明と検索が付けられている。
いままで調べたところ、保育社等の図鑑には記載されていないが、ヌスビトハギの仲間にアレチヌスビトハギがあることを学んでいる。
試料1
長い花序が伸び小さな小花がついている
小花・2つ対になった弓型の果実が見える
試料⒈は舞岡公園で撮影したものである。崖にあり、花序が長く伸び、その先に小さな花が咲いていた。花が小さく、写真に撮ってみたが、それでも鮮明に撮れなかったので、詳細を知ることが出来ていない。
試料2
未だ花が咲いていない・葉は先が細い楕円形
服に着いた果実:3-4個が組になっている
試料1を見ると、豆果が2個ある。また、試料2を見ると、豆果が3つ以上ある。従って、試料1はヌスビトハギ、試料2はアレチヌスビトハギと考えられる。
記 平成27年8月25日(火)