公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ツリガネニンジンを見る

823日(日)
 
 雨が降り、少しは涼しくなるかと思ったが、以前の暑さが戻ってきて家の中ではクーラーなしではいられない。外へ出れば多少風もあり、体にはいい。午後の4時まで時間がとれたので、久しぶりに三ツ池公園へ出かけた。
 今日はハギを見るのが1つの目的である。先日見てきたハギがアレチヌスビトハギなのか確認したかった。
 公園に入ると、小さな子供の黄色い声が聞こえてきた。多くの子供たちが親御さんに見守られて水遊びをしている。「冷たくて気持ちがいいだろう」と想像してみた。
 上の池の水面をスイレンの葉が埋めている。「もう花はないのだろうか」と眺めると、遠くの方に白色に輝くものが見えた。「花が咲いている」と思った。カメラの望遠で確認すると、やはり蓮の花だった。遠くを見直すとポツン、ポツンと花を見ることが出来る。
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 目的のハギは中の池と下ノ池の間の堤にある。そこまではまだ大分あるので、近くの草花を見ながら進んで行った。大砂場の土手を見ると、ツリガネニンジンが咲いていた。1つ、2つ・・・と咲いている。丁度咲き始めたばかりのようだ。薄い紫色をした釣り鐘状のきれいな花である。下の方の葉が4枚輪生しているのを確認した。
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 珍しそうな花が目に付いた。丸い葉に皺がたくさん入っている。花は花序になっていて、小花がたくさんついている。めしべだろうか、飛び出ているのが目立つ。この花の名前は何だろうか。記憶にはないので、調べてみた。シソ科だろうと見当をつけていくと、マルバハッカが出てきた。「ハッカなのか」と思った。自生のものではないようだ。
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マルバハッカ
 
 下の葉影にホタルブクロが見えた。白色である。よく見かけるのは赤紫がかった斑点のあるホタルブクロである。萼の部分を見ると、湾入部に反りかえった付属体が見つからない。すると、このホタルブクロはヤマホタルブクロになるのだろうか。
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ヤマホタルブクロ
 
 ここの崖の縁を見ると、シダの仲間の葉の形をしたこの草がよく目に付く。最初はアキカラマツが大きくなったものかと思ったが、よく見ると、明らかに違うようだった。調べていくと、やはりシダの仲間であり、カニクサが出てきた。なぜカニクサというのか分からない。何時か調べてみようと思う。
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カニクサ


撮影:819
 


  記  平成27822日(土)