ムクゲの花
8月21日(金)
公園の入り口にムクゲの樹が2本ある。雨の後のせいかいつもより花の数が少ない。それでもムクゲの花は比較的大きいせいか、花そのものは見事である。5枚の白色の花弁は紙のように見える。中心部の赤い模様が一際目につく。虫もこの色を目安に集めってくるものと思える。中央のめしべの様子を見ていると、下の方に膨らみが見える。それと同時におしべの存在が分からない。調べると、この膨らみがおしべになるとのことだった。おしべはめしべから出ているようだ。
ムクゲの花
ムクゲの横の小さな花壇にミソハギが咲いている。ここにミソハギがあったとの記憶が薄れている。過去の資料を見ると、2012年7月27日(金)に見ていたことが分かった。記憶とは曖昧なものである。6枚の紫色の花弁が見え、めしべが極端に突き出ている。
ここになぜかキンミズヒキを見ることが出来る。キンミズヒキの存在は記憶に残っている。上の方は蕾のようだ。蕾の周りには棘のようなものが多数見えるが、副萼片の変化したものだという。以前赤みがかった果実を見たことがある。その時、この果実がここで見たのでなければ、キンミズヒキの果実とは分からなかった。キンミズヒキの種子は副萼片の変化した棘が服などにつき運ばれるという。
イヌタデが咲いている。別に珍しいものではないが、この花を見ると、いつも花弁が開いていない。花が終わっても花びらが残るというので、何時開花するのか知りたいと思っている。
カゼクサのある草むらを一見した。いま時期のいろいろな草の姿が見える。イヌビエとオヒシバが混在している。穂の姿を見れば、2つの違いが分かるが、葉を見ていたのでは区別がむずかしい。オヒシバの葉は幅が狭く、堅いイメージを持っている。
イヌビエとオヒシバが混在している草原
イヌビエ
オヒシバ
草むらの中にコヒルガオが咲いていた。長い期間咲くことは知っているが、久しぶりに見ると、綺麗に見える。ヒルガオ、コヒルガオとあるが、見るものはほどんどがコヒルガオである。ヒルガオはあまり見ることがない。2つの違いは葉の形で見分けるが、簡単にはいかない。葉の形と同時に花茎にあるひれの有無を調べると、ほぼ区別がつく。この花の花茎にはひれがある。
コヒルガオ
撮影:8月18日
記 平成27年8月20日(木)