舞岡公園 オニドコロ(雄花・雌花)、 イチモンジチョウ
8月10日(月)
古民家の裏庭をまわり、門へ向かったところ、左の池の脇にミソハギが咲いていた。ミソハギそのものは見たことがあるが、遠くからの眺めだったので詳細が分からなかった。ここでは手の届く範囲にある。花は3-4つほどが輪生している。1つの花には紫色の花弁が6枚あり、縁は縮れている。葉は細かい間隔で十文字に対生している。禊に使われることで、ミソハギの名前がついたといわれている。
古民家を出て、再びあぜ道へ戻った。先日花をつけていたコムラサキを見ると、既に花は終え、緑色の小さな果実がついていた。葉腋の脇から対生に出た枝に沢山の花がついていた名残が残されている。
彼方此方にオニドコロが見える。オニドコロは雌雄が別株という。昨年両方の花を見ることが出来た。いま、見ごろかも知れないと、確認した。「雄花の穂は上へ、雌花の穂は下へ向く」ことを手掛かりに探すと、直ぐに見つかった。更に、1つ1つの花を確認しようとしたが、花が小さくよく見ることが出来なかった。
オニドコロ:雄花
オニドコロ:雄花
オニドコロ:雌花
オニドコロ:雌花
ハンノキの茂るキザシの池を見ると、ヨシなどがたくさん茂り、春先の面影がない。ヨシの根元で、シジュウカラがさえずっていたとは思えない環境に変わっている。ハンノキさえ下の部分は隠されて見ることが出来ない。自然の驚異さを感じる。
ハンノキの茂るキザシの池
北門を出たところにマユミの樹が日陰をつくっている。涼みながら、山に入る前にここで一休みする。自然と目がマユミの果実へ行く。この樹も果実がなければ、ユマミとは気が付かない。手前は水田が広がり、ばらの丸の丘へ通じる板敷の歩道がある。沼地にはガマ等を見ることが出来るが、今日は先を急ぐことにした。
ママミ
山へ入ろうとすると、見覚えのある蝶がとまった。先日見た蝶の翅には3本の筋があったが、目の前の蝶の翅には1本しかない。「イチモンジチョウではないか」と調べると、その通りであった。
イチモンジチョウ
撮影:8月4日