公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 キンミズヒキ、アキノタムラソウ、ヤマユリ、ノコンギク、ヌスビトハギ、ツルボ

89日(日)
 
 田の畦道から上の道路へ上がった。ここは日陰なので、幾分過ごしやすい。崖を見ると、キンミズヒキを目にするようになった。黄色い花と葉の奇数羽状複葉を見てキンミズヒキと判断している。ここのキンミズヒキは花茎が長くのびている。そのため、葉は草むらの中に隠れていて見難い。かき分けて何とか確認した。
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 道沿いにアキノタムラソウが続いている。「アキノタムラソウはこんなにもたくさんあるのか」と感じた。目を崖に移すと、ヤマユリが咲いている。ヤマユリは大型の花なので、見るからに豪華である。見ると、枯れ始めている。花期の峠が過ぎたようだ。
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アキノタムラソウが続いている

 
 古民家の入り口にノコンギクが咲き出していた。8月に入ったのでそろそろ咲き出すのではと思っていたが、例年よりも早く見ることになった。先日、別のところでシラヤマギクを見、今日ノコンギクを見ると、やはり季節の移り変わりが早まっている。
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 古民家の敷地に入ると、物静かである。先日は何かの講習会があったようだが、今日は数人が作業着の姿で何かをしている。ここには居住している人がいないので、皆さんボランティアということらしい。ここの庭に立つと、田舎へ来た気持ちになれる。いろいろな木々があり、草花が咲いている。11つ見ていると時間が過ぎ去るのを忘れてしまう。長閑な、こんな雰囲気が人には必要なのだろう。
 古民家の奥にハギが咲いている。このところハギを見かける機会が多くなったので、自然と「このハギの名前は何だろうか」と考えるようになった。目の前のハギは、長い枝が伸び、その枝に花枝が互生している。1つの花は小さい。既に弓形の果実も見える。これをヌスビトハギというのだろうか。
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ヌスビトハギ

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ヌスビトハギ
 
 裏庭を進むと、ツルボが咲いている。花だけを見ると、ヤブランに似ている。先日は、一目見た時ヤブランツルボと見間違えてしまった。根元を見ると、ヤブランには葉があるが、ツルボにはほとんど見られない。
 似ているので、花を比べてみた。花弁6枚、おしべ6個、めしべ1個はともに共通。花弁を詳細にみると、ヤブランには外花被片と内花被片があり、大きさに違いが見られる。ツルボ6枚の花被片がみな同じになっている。似ていると思っても、よく見るとわずかな違いが見えてくる。
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ツルボの花

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撮影:84
 

  記  平成2788日(土)