公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 ヤブマオ、アカツメクサ、ミズタマソウ、センニンソウ

88日(土)
 
 ヤブマオの大きな株があり、穂が出ている。株が大きければ、穂も長い。20㎝はあるようだ。
 
「下部には雄花序を上部には雌花序をだす」
 
というので花を探した。しかし、一寸見ただけでは、どこの部分が花だかさっぱり分からない。茶褐色の長いものがたくさん伸びている。これは一体なのか。調べていく内、写真は雌花の花序らしいことが分かってきた。緑色に見えるのは球体をしており、その球体が密つき、花序を形成している。球体の表面に茶褐色に伸びる11本が花柱になる。
 
参考:牧野植物図鑑によると、雌花の花柱は1本という
 
写真の花序は雌花であるので、この中には雄花はないことになる。今度は雄花の花序を探したいと思っている。
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ヤブマオ:雌花

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雌花
 
 畦道を歩いていると、アカツメクサが頻繁に出てくる。今回だけでなく、来る度に見ているような気がする。アカツメクサはかなりの荒れた土地でも見ることが出来る。相当繁殖力の強い植物と思える。似ているものにシロツメクサがあるが、こちらは一回り小さく、アカツメクサほど、各地で見ることはない。
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 白色の小さな花が見えた。花弁は4枚に見え、おしべが2本、めしべが1本である。余り記憶にないので、写真を撮り、後日調べることにした。
  8月の白色の野草で調べると、ミズタマソウが出てきた。この名前には聞き覚えがある。過去の資料を調べると、
 
ヤブジラミ、ヤブニンジン

で調べたことが分かった。
 当時は、花の下の毬のような部分に目が行き、ヤブジラミ、ヤブニンジンなどとともに考えていた。そのため、花について強い印象は残っていなかった。今見直すと、この写真にも花の下に毬のようなものがある。4枚の花弁に見える花もそっくりである。ミズタマソウに間違いない。昨年は、藪の中でこの花を見た。今日は水辺である。環境が違うので、別の花と思い込んでしまった。
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ミズタマソウ

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ミズタマソウ
 
 十文字の白色花がある。一見、センニンソウに見える。つる性でもある。しかし葉を見ると、どことなく違う様に見えた。センニンソウの葉は単葉でなく、羽状複葉であったはずである。いろいろな種類に葉が絡み合っているので、辿ることが出来ない。センニンソウについていろいろ調べていくと、葉は限りなくセンニンソウに見えてきた。
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撮影:84
 

  記  平成2787日(金)