舞岡公園 アカシデの果苞
8月6日(木)
外は暑いが、地下鉄は冷房が効いていて快適であった。京急ニュータウンでバスを降り、舞岡公園へ向かった。
いつものようにばらの丸の橋の横のアカシデを見た。枝先に小さな新葉のようなものが下がっている。「真夏に新葉が・・・」とは不思議である。調べると、これは果穂といい。果実が納まった果苞で出来ているという。外観の写真を撮ったが、果苞を広げて、果実まで見なかったのが残念だ。
アカシデ:果苞
ばらの丸の橋を渡ると左側にマユミの四角い果実が下がっていた。右側にキブシがあることは分かっていたが、ここのマユミは今まで気が付かなかった。果実がなければ、そのまま通り過ぎているところだった。
マユミ
ここからは左にヒュウガミズキ、右にヒイラギナンテンなどが植えられている。いまはどちらにも花は咲いていない。ヒイラギナンテン側の崖際にヤブランが花をつけていた。先日も、舞岡公園内でヤブランの開花を見ている。その時は、早いので、ツルボの気がしていた。いまは、ヤブランとはっきり分かる。
もみじ休憩所の入り口でナツツバキを見た。ナツツバキはここだけかと思っていたら、休憩所の水飲み場の近くにも数本あった。枝先の花は果実に変わっている。ほぼ球形で、外側の鱗片はたくさんの伏毛で覆われている。
ナツツバキ
ナツツバキ:果実
先日、少し花が残されていたリョウブも、花はすっかり落ちてしまっている。もうあの時の艶やかさは感じられない。果実の先に長く残されためしべの残骸が印象的であった。
リョウブ
リョウブ:果実
ばらの丸の丘から水田へ向かういつもの階段を下りて行った。ウグイスカグラの赤い実もなくなり、注意しないとその存在も忘れてしまう。垣根のようなヒイラギモクセイが終わったところに、イノコズチが見えた。花をつけている。ここの環境から考えると、ヒカゲイノコズチと考えられる。ヒカゲイノコズはヒナタイノコズチに比べ毛が少ないという。調べてみた。
ヒカゲイノコズチ
葉の表:毛が少ない
葉の裏:毛が少ない
撮影:8月4日
記 平成27年8月5日(水)