公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 アカシデの果苞

86日(木)
 
 外は暑いが、地下鉄は冷房が効いていて快適であった。京急ニュータウンでバスを降り、舞岡公園へ向かった。
いつものようにばらの丸の橋の横のアカシデを見た。枝先に小さな新葉のようなものが下がっている。「真夏に新葉が・・・」とは不思議である。調べると、これは果穂といい。果実が納まった果苞で出来ているという。外観の写真を撮ったが、果苞を広げて、果実まで見なかったのが残念だ。
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アカシデ:果苞
 
 ばらの丸の橋を渡ると左側にマユミの四角い果実が下がっていた。右側にキブシがあることは分かっていたが、ここのマユミは今まで気が付かなかった。果実がなければ、そのまま通り過ぎているところだった。
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マユミ
 
 ここからは左にヒュウガミズキ、右にヒイラギナンテンなどが植えられている。いまはどちらにも花は咲いていない。ヒイラギナンテン側の崖際にヤブランが花をつけていた。先日も、舞岡公園内でヤブランの開花を見ている。その時は、早いので、ツルボの気がしていた。いまは、ヤブランとはっきり分かる。
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 もみじ休憩所の入り口でナツツバキを見た。ナツツバキはここだけかと思っていたら、休憩所の水飲み場の近くにも数本あった。枝先の花は果実に変わっている。ほぼ球形で、外側の鱗片はたくさんの伏毛で覆われている。
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ナツツバキ

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 ナツツバキ:果実

 先日、少し花が残されていたリョウブも、花はすっかり落ちてしまっている。もうあの時の艶やかさは感じられない。果実の先に長く残されためしべの残骸が印象的であった。
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リョウブ

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リョウブ:果実 
 
 ばらの丸の丘から水田へ向かういつもの階段を下りて行った。ウグイスカグラの赤い実もなくなり、注意しないとその存在も忘れてしまう。垣根のようなヒイラギモクセイが終わったところに、イノコズチが見えた。花をつけている。ここの環境から考えると、ヒカゲイノコズチと考えられる。ヒカゲイノコズはヒナタイノコズチに比べ毛が少ないという。調べてみた。
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ヒカゲイノコズチ

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葉の表:毛が少ない

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葉の裏:毛が少ない


撮影:84
 


  記  平成2785日(水)