ツリガネニンジン、オトコヨモギ
7月29日(水)
真夏の暑い日が続く、今日は風がないので余計にからだがだるく堪える。こんな時は、外の方が気持ちがいいので、久しぶりに三ツ池公園へ出かけた。バスに乗ると、冷房が効いていてひんやりする。
公園に入ると、日曜日ともあって小さなお子さんを連れた家族で賑わっていた。水辺では水着に着替えた子供たちが気持ちよさそうにはしゃいでいる。大人は日陰の遠くから見守っている。
メタセコイアの下草が刈られ、綺麗に整備されている。イヌムギの鬱蒼とした姿がなく、イノコズチがポツンポツンと芽生えていた。ここを後にし、上の池の左側から進んだ。草むらに小さな青紫色の花が見えた。キツネノマゴである。花の名前は、「花穂の形が狐の尾に似ているところからきている」と昨年学んだ。唇形花で、上唇は1枚、下唇の先は3つに割れている。下唇の奥には白色の模様が見え、上唇の上に見える茶褐色のものは葯だという。めしべは見つからない。
キツネノマゴ
コゴメギクには舌状花に冠毛がない、筒状花の冠毛は先が尖らず・・・
|
とあるので、調べてみたいと思っている。
土手の下に5枚の葉が輪生しているものがあった。この葉を見ても名前が分からない。茎は角張っている。「5枚の葉が輪生している」を手掛かりに、阿部正敏さんの葉による野生植物の検索図鑑で引いていくとツリガネニンジンが出てきた。ツリガネニンジンは過去に何回か見ている。青紫色の花をつけることを知っている。花があればツリガネニンジンと分かったかもしれない。ツリガネニンジンの葉を調べると、写真の葉と遜色がないようだ。
この形の葉は何の葉だろうか。少し歩いただけで、名前の分からないものが次から次へと出てくる。基から平行状に出て、先が4-5ぐらいに浅く裂けている。1枚の葉がこんなに裂けるのはヨモギだが、記憶にあるヨモギの葉のイメージと違う。この葉についても阿部正敏さんの検索図鑑で調べると、オトコヨモギが出てきた。「やはりヨモギなのかぁ」と思った。
するとそっくりな写真が掲載されていた。今後の成り行きを見届けたいと思っている。
オトコヨモギ
撮影:7月26日
記 平成27年7月28日(火)