公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 アキノタムラソウ・クサレダマ・ヤマハギ・タカトウダイが咲く

723日(木)
 
 公園を歩くとあちこちにこの青紫色の花が目につく。タムラソウの仲間ではないかと思う。タムラソウの仲間にはハルノタムラソウ、ナツノタムラソウ、アキノタムラソウなどがある。ハルノタムラソウの花は白色、他は青色~青紫色ということから、これはナツノタムラソウかアキノタムラソウになる。2つの違いはおしべ、めしべの長さにあるという。長く突き出ていれば、ナツノタムラソウになる。実物を見ると、長く突き出ているとは言えないかもしれない。すると、アキノタムラソウになるようだ。
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アキノタムラソウの葉

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アキノタムラソウの花
 
 先日蕾の時に見つけたクサレダマが花をつけ始めていた。対生につく細い葉が特徴で、湿地に随分沢山群生していると思った。生育地がヨシと競合し、ヨシに負けて生育範囲が狭まって行き、石川県レッドデータブックでは、絶滅危惧類とされていると記載された資料があった。今後の様子を見ていきたい。

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クサレダ

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クサレダマの花

 ハギが咲き始めていた。やっと真夏になったと思ったら、植物の世界は秋に入り始めている。ハギも色々な種類がある。

・東京近辺に見られるハギは「宮城の萩(みやぎのはぎ)」と「山萩」がほとんどであるという。
ミヤギノハギは枝が長く垂れ下がる。
・小葉の先端はわずかに凹むものから円頭のものがあり、変異の幅は広い。
 
 2つの資料を参考にすると、試料はヤマハギになりそうだ。小葉の先端を写真で確認すると、わずかに凹んでいるようだ。

試料
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 このも目についてきた。細い葉が互生している。茎頂に5枚の葉を輪生させ、その中心から5本の花茎を出し、その先に黄色い花をつけている。トウダイグサと思い浮かべたが、夏に咲くのはタカトウダイという。
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タカトウダイ

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タカトウダイの花
 

撮影:719


  記  平成27722日(水)