公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 クリの樹を見る

721日(火)
 
 台風が通り過ぎ梅雨が明けるのではと思える天気になった。このところ雨で中々行くチャンスがなかった舞岡公園へ行く気になった。外は暑いが、地下鉄、バスは冷房が効いていて気持ちがいい。
 いつもの通り、ばらの丸の橋から公園へ入って行った。橋の手前でいつも見ない後ろの樹を何となく見た。幹を見るとクヌギに見える。確かにクヌギだろうかと、上の葉を確認すると、葉の陰に見覚えのある果実が見えた。クリである。この樹はクヌギでなく、クリであった。クヌギとクリの樹の違いはまだよく分かっていない。後日調べようと思っている。
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クリの樹

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クリの果実が見える
 
 ばらの丸の橋の横にアカシデがある。アカシデとイヌシデの名前は知っている。しかしその違いがよくつかめていない。ここを通るときはいつもここのアカシデを見て、変化の様子を見るようにしている。資料によると、葉の先の形に違いがあり、アカシデは葉の先が細く伸びているという。いままでは、ここに目が行き、他の観点を疎かにしていた。そのため2つの違いがいつまでも分からないでいた。再度資料に当たると「アカシデは葉柄が長く、赤みがかっている」とのことだった。いまアカシデの実物を見直すと、柄の赤い色が目立つ。1度は気が付いたと思ったが、記憶に残っていなかった。
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アカシデ
 
  もみじ休憩所の入り口にナツツバキがある。先日花を見た時は、もうほとんど枯れているときだった。今日は果実を見ることが出来た。よく見に行くところのナツツバキの花や果実は高いところにあるので、詳細をよく知ることが出来なかったが、ここでは手の届くところにあるので、詳細が分かる。先はめしべの痕が残され、細まっているが、全体は球形に近い
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ナツツバキの果実
 
 もみじ休憩所に面した道路の脇にリョウブの樹がある。先日は、真っ白な花を見ることが出来た。ここのリョウブの花序は比較的長く、小花は見事であった。花後のいまは果実になろうとしている。球形の果実の先端にめしべの残りが長く残されている。
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リョウブ
 
 もみじ休憩所を出たところで、1つの樹にぶつかった。縦の方向に樹皮が剥がれ、不規則な太い線模様になっている。「この樹は何の樹だろう」と立ち止まってしまった。「葉があれば手掛かりになるのだが」と葉を見ると、高いところにあり、見ることが出来ない。イヌシデ、ミズキなどの名前が頭を横切って行った。周りを見るとコナラが多い。「もしかしたらコナラでは」ともう一度見直すと、下の方から枝が出ていて、その先に葉が付いていた。見ると、やはりコナラであった。
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この幹の名前は?

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コナラの葉
 
 
 疑問に思ったら、最初に戻ってみると、手掛かりが見つかることが分かった。いままでの知識を鵜呑みにしていたのでは先へ進めなくなることに気が付いた。
 

撮影:719



  記  平成27720日(月)