オオイヌンフグリが咲いていた
7月12日(日)
オオイヌノフグリが見えた。オオイヌノフグリの花の開いた姿を見ると、春が戻ってきたような気になる。オオイヌノフグリをウィキペディアで調べて見ると、近縁種としてイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、フラサバソウが記載されていた。イヌノフグリはめったに見かけないが、タチイヌノフグリはよく見かける。フラサバソウがあるとは知らなかった。「ヨーロッパ原産で、日本には外来種として定着している」とも説明されている。もしかしたら1度は見ていて、オオイヌノフグリと見なしていたかもしれない。
スベリヒユもたくさん見える。「そろそろ花が咲き出すのでは」と思って見ると、蕾が黄色くなっている。もうすぐ咲き出す様子が伺える。肉厚の葉をしており、雑草扱いにするが、食用にもなるという。外国ではサラダにしているらしい。
水田の縁一面にヒルザキツキミソウが咲いている。花びらをいっぱいに広げ微笑んでいるように見える。蕾が次々に開いてくるので、意外と花期が長い。特に今年はこの花を長く目にする。
ウキクサが稲の間を埋め尽くしている。水面いっぱいに広がり、隙間がない状態になっている。この状況から察すると、水底の土にほとんど日光が届かないように思える。このウキクサの繁殖力を考えると、稲作に何の害もないのかと思いたくなる。
ウキクサ
青々としたギシギシが茂っている。ギシギシはわりと大株になるが、今見ているギシギシはそれほど大株にはなっていない。しかし草の中を見ると、大きな葉が徐々に勢力をもたげているようだ。これからが最盛期に向かうのかもしれない。
ギシギシ
イヌガラシが水田に突き出ていた。水際にあるせいか、生き生きとしている。町の中の草原でイヌガラシをたまに見ることもあるが、こんなに大きくない。小さく、みすぼらしい姿をよく見かける。やはり環境条件で変わってくるのだろうか。イヌガラシについて調べていくと、似たものにスカシタゴボウがあることが分かった。イヌガラシの葉はスカシタゴボウの葉より切れ込みが浅いという。写真を見ながら、説明を読んでいくと、もしかしたらスカシタゴボウではないかと思えてきた。
スカシタゴボウorイヌガラシ
ムラサキゴケがまとまって咲いている。先日、サギゴケ、ムラサキゴケ、トキワハゼについて調べてみた。その結果、花が小さく、幾分乾燥地に生育するのがトキワハゼと分かった。紫色をして、水田近くにあることから、今見ているのはムラサキゴケと理解出来る。
ムラサキゴケ
撮影:6月29日
記 平成27年7月11日(土)