アキエノコロを見る
7月11日(土)
田園風景
畦道に咲くカタバミが綺麗だ。緑と黄色の色彩が目に鮮やかに映る。道端や公園の隅などと比べ、緑が多いので一層映えて見える。5枚の花弁を見ていると、先ごろ調べていたキツネノボタンなどを思い出し、「あれ、ここにも咲いている」と思ったりした。しかし、近づいてみればその違いは直ぐに分かる。
ヒメジョンが咲いている。「そろそろヒメジオョンも最盛期を終えるのか」と思っていたら、そうでもない。畦道では土地がご肥えていることもあり、みずみずしい姿をしている。しかし、数は減ってきているように見受ける。
ヒメジオョン
溝にセンダングサの葉が見える。センダングサの仲間には、アメリカセンダングサ、シロノセンダングサ・・・と色々な種類がある。花が咲き果実が出来れば、その違いが分かるが、葉だけの状態では、まだその名前は決められない。うまい識別方法はないものだろうか。
アメリカセンダングサ?、シロノセンダングサ?
畦道にコマツヨイグサがけっこうある。マツヨイグサの仲間は夕方から咲き始め、朝には萎む。昼間見ると大抵は萎んで、赤みを帯びた状態になっている。しかし、たまには未だ花が開いているものも見かける。今日も多くは萎んでいたが、たまたままだ開いているものがあった。
大きなエノコログサが見えた。姿、形からして、「アキエノコロでは…」と思った。アキエノコロの葉には毛がある。触ってみると、厚ぼったい感覚があった。写真を撮ると、確かに毛が確認できた。アキエノコロである。まだ7月に入ったばかりである。アキエノコロの出現を見て、夏を通り越し秋が迫ってきた気がしてきた。
アキエノコロ
表面に毛がある
シナダレスズメガヤが見えなくなり、ネズミムギが現れてきた。同じような場所だけど、住み分けが行われているようだ。ネズミムギは至る所で見ることが出来る。都会では花期を通り過ぎ枯れ始めていたが、ここではまだ勢いがある。
ネズミムギ
シナダレスズメガヤ
撮影:6月29日
記 平成27年7月10日(金)