公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

これはイチゴツナギになるのか

77日(火) 

試料
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この名前は?

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葉舌

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鞘口 
メモ
葉:長さ10㎝、幅6
穂:長さ3㎝ 広がり6㎝ 節から4本以上輪生する
葉舌:長く(長さは測定していない)、先は尖っていない。
 
今年もこのイネ科植物で迷わされる時期がやってきた。これと同じようなものを今まで、トダシバとしてきた。

トダシバについて資料に当たると、
トダシバ
茎は細いが堅く直立・叢生。茎の高さ80120cm。葉は長さ2035cm、幅510mm。表面に寝た毛があり、通常紫褐色を帯びる。葉舌は短く、縁に長い毛が並ぶ。
 
 試料をトダシバと考えると、葉の幅を除くと、すべてが違うので、トダシバにならない。
 イチゴツナギと考えると、保育社植物図鑑、牧野さんの新日本植物図鑑、寺崎さんの日本植物図譜では、下記のようになっている。

保育社植物図鑑
 
オオスズメノカタビラ
葉の幅(㎜)
2
37
24
葉舌(㎜)
36
記載なし
36





牧野植物図鑑
 
オオスズメノカタビラ
葉の幅(㎜)
2以下
57
記載なし
葉舌(㎜)
記載なし
記載なし
記載なし

寺崎植物図譜
 
オオスズメノカタビラ
葉の幅(㎜)
38披針形
12
記載なし
葉舌(㎜)
記載なし
記載なし
記載なし

 以前イチゴツナギと見直していた資料を調べ直すと、
以前のもの

イメージ 4

葉:長さ13,9㎝ 巾8
葉舌: 9mm  先は三角形



 

 保育社、牧野さん、寺崎さんの資料と同時に以前の資料を合わせて考えると、イチゴツナギとしては葉の幅が広すぎることになる。
 葉の幅、葉舌を中心に、資料を参考に調べ直すと、イチゴツナギ、オオスズメノカタビラが該当しそうになる。

 記  平成2776日(月)              翌日へつづく