アメリカヤマゴボウ、ミズヒキが花をつける
7月3日(木)
南門を入ると、アメリカヤマゴボウが目に付いた。毎年見る花だが「もう咲き出したのか」と思った。花は咲き出したところで、緑色をしている。日にちが経ち、果実が熟してくると赤から黒色へと変わってくる。枝も次第に赤味を増してくる。よく見ると花は下から咲き出しているのが分かる。1つの花を見ると、丸みがかった5枚の白い花弁が見えるが、これは萼だという。中央の緑色をしたものは子房で、これが果実になってくる。有毒植物で、全体にわたって毒があり、果実も有毒である。(参考:ウィキペディア)
アメリカヤマゴボウの隣にミズヒキがあった。葉が大きくなっていたが、花はまだ咲いていなかった。「そろそろ咲き出すのかなぁ」と思いながら坂を上って行くと、藪の手前に長い枝を伸ばし、花が咲き出したミズキを見つけた。「やはり咲いたのかぁ」と思った。小さな花だが、きれいである。4枚の花弁にみえ、3枚が赤く、1枚が白い。4本のおしべ、めしべの先は2つに分かれている(めしべは2本)。
ミズヒキ:花はまだ咲いていない
ミズヒキ:花が咲いている
ここの坂には、ナツツバキとヒメシャラの樹がある。ここを通るときは、2種類の樹を見ることにしている。ヒメシャラはとうに花期を終えたが、ナツツバキにはいくつか花が残っていた。改めて花を見ると、ツバキの名がつくだけに、普通春に見るツバキによく似ている。
ナツツバキとヒメシャラが並んでいるので幹を比較してみた。樹皮の剥げたところの色に違いが見られる。ナツツバキは黄緑色、ヒメシャラは赤褐色に見える。
ナツツバキ
ナツツバキの幹
ヒメシャラの幹
コナラ、カエデを見てパークセンターへ向かおうとしたところ、ヤマモモと思っていた樹に赤みが見えた。この樹の花や果実を見ていないので、断定はできないが、この樹はヤマモモでなくホルトノキに見えてきた。後日、詳細を調べてみたい。
ヤマモモでなくホルトノキ?
1つは、葉が半分化粧したように見えることから呼ばれるようになった。2つ目は、カラスビシャク(半夏)にちなんだところから呼ばれるようになった。この2通りあるが、一般的には見た感じから判断した前の説の方が分かりやすい。
ハンゲショウの花
撮影:6月23日
記 平成27年7月2日(水)