公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 ガガイモがあった

628日(日)
 
 狐久保に着いた。ここにはオニグルミの樹が林をつくっている。奥へ進むと広場があり、休日などになると、家族連れなどが楽しんでいる。
 広場から周りを見ると、手前にネムノキ、ヤマグワ、ムラサキシキブなどが、奥にはコナラ、ケヤキなどのいろいろな種類の樹木が茂り、緑を楽しむことが出来る。
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ネムノキ・ヤマグワ
 
 ここの広場で注目するのは、何といってもオニグルミの樹である。花の時期、この花を見るのに随分苦労した。高木であるので、かなり望遠を効かさないと見ることが出来ないし、撮影もできなかった。雄花については落ちているものを見て詳細を知ることが出来たが、雌花の存在は確かめることが出来なかった。いまは果実の時期になっている。望遠を効かし覗くと、葉の陰に球形に大きくなった果実が確認できた。
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オニグルミの果実
 
 見覚えのある葉を見つけた。「・・・イモであったと記憶している。」葉の基は心形で大きくへこんでいる。フェンスに絡まっているところや公園の草地で見たことがある。こういう藪の中で見るのは初めてになる。名前はガガイモであったと思う。
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ガガイモ
 
 つる性の植物に目をやると、いろいろなものを見出すことが出来る。ガガイモに続いてまた1つ現れた。以前この葉を見て、ヤマイモかナガイモかと考え、迷ったことがある。


 ヤマイモやナガイモの葉は対生になっているが、見ているのは部分的には対生でない。この辺がいつも引っ掛かっていたところである。

によると、茎や葉柄はふつう紫色を帯びる。葉は厚く、基部が左右に大きくはりだす。
 
 資料を参考にすると、葉が細長く、紫色が明確でないところからヤマノイモになりそうだ。毎年見ているが、この辺の区別がまだ曖昧である。
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葉は互生

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葉は対生
 
 藪の切れ目に草原があり、ヒメジョンやセイタカアワダチソウが混成している。ヒメジョオンは衰えつつあるが、セイタカアワダチソウは勢いを増している。既にヒメジョオンの背丈を超えたようだ。昨年、ここでシロノセンダングサを見たが、今はその気配が見えない。そのうち見えてくるのだろうか。
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撮影:615
 


  記  平成27627日(土)