公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ネジバナ 左巻き、右巻き

622日(月)
 
 確か此処にコブシの樹が1本あった。太い幹をしていたが、上半分が折れたようになっていて無残の形をしていた。それがいまはない。いつ完全に取り払われたかは定かではない。「しばらく来ていないと、こんなことに出会うのか」としみじみ感じた。 
 コブシの樹のあったところは背丈の低い雑草が生い茂っている。その中にピンクのきれいな花が咲いている。芝地によく見る花だが、ネジバナという。ポツリポツリと点在した場面はよく目にするが、今は狭い範囲に群生している。このような光景は珍しい。ネジバナには右巻きと、左巻きがあるというので、探してみた。確かに2種類見つかった。この屈性の違いは何が原因なのだろうか。
イメージ 1
ネジバナの小さな群生

イメージ 2

イメージ 3
ネジバナ:右巻き

 スケート場側に、1本のザクロの樹がある。いま丁度花が咲いている。花弁は6枚というが、高いところにあるので、きちんと数えることが出来ない。望遠写真から見ると、花弁は皺だらけのように見える。ザクロの果実は種子が大きく、果肉が少ない。かむと、酸っぱい独特な味覚が滲んでくる。
イメージ 4
ザクロ
 
 クスノキの梢が白っぽく見える。「花が咲いているのかぁ」と思って見ると、花は咲いていないようだ。望遠で拡大してみると、小さい球形をしている。クスノキは今頃花をつけるので、まだ蕾かも知れない。自宅近くにクスノキがあるので、後日確かめて見ることにする。
イメージ 5

イメージ 6
クスノキ:蕾?

 ユズリハの樹を見た。既に花の時期は終わっている。新葉が出るときに古い葉が落ちるということから、「葉を譲る」ので、ユズリハと名付けられたと聞く。下の方に垂れさがっている葉がそろそろ落ちるのではないかと思える。
イメージ 7
 
 モミジバフウの樹がある。葉の陰から球状のものが吊下っている。この球状のものはスズカケの樹もつける。この球状の表面に雄花や雌花がつくという。何時か見たいものだと思っているが、花が咲いているところは見たことがない。気が付いたときにはいつも果実になっている。モミジバフウの球状のものは高いところにある。詳細を知る手がかりは望遠写真しかない。表面に短い棘のようなものの存在は分かるが、それがどのようになっているかは知ることが出来ない。
イメージ 8

イメージ 9

撮影:617
 

  記  平成27621日(日)