公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

サギゴケでなくトキワハゼでった

618日(木)
 
 田圃は狭いが、苗がきれいに植えられている。こういう光景を見るのも久しぶりである。季節感が伝わって来る。
 いま下りてきた丘側にキリの樹が2本ある。沢山咲いた姿を見損なったが、果実のつきを見ると、やはり花が少なかったと思える。アップして見ると、果実の付いていない枝がけっこうある。途中で落ちたのか、食べられたのか、花がつかったのか・・・知りたい。
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キリの樹

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キリの果実
 
 ガマズミには小さな果実がたくさんついている。ガマズミの果実は図鑑を見ると、球形で赤い。この写真とは全く違っている。果実になりたてはこの様に明るい緑色で、扁平になっている。大きさをみると、長さ7㎜、幅3㎜になっている。この扁平なものが球形になっていくとは面白い。また写真を見ていると、白色の毛のようなものが見える。これは何なのか。それでなくとも、ガマズミの枝にはたくさんの毛がある。
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ガマズミ
 
 ムラサキゴケを見つけた。ムラサキゴケと言っても、いまトキワハゼと迷っている。先日この花を見た時、花の大きさなどを計測していなかったため、判定することが出来なかった。花の長さは1.2㎝、幅1.2㎝になった。「匍匐枝があればサギゴケになる」というので探したが、草むらに埋没していて、しっかり確認が出来なかった。花の大きさとこの匍匐枝が不明なことから考えると、トキワハゼの可能性が強いようだ。
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トキワハゼになるか
 
 ネムノキ休憩所の周りにウツギの樹がある。この辺から水路沿いにしばしばウツギの樹が出てくる。この花を見ようと思っていたが、今年はチャンスを逃してしまった。惜しいことをしたと後悔している。いま見ると、果実生成期に入っている。球形のツボの中からめしべが首を出しているように見える。
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ウツギの樹
  
 ネムノキ休憩所で休憩をとり、写真の写り具合を確かめた。前で、写真を撮っている人がいる。何か珍しいものがあったのだろうか。そこは後で見ようとし、通る人を見ていた。しばらくして腰を上げると、休憩所の前のホタルブクロが目についた。見ると、数か所に見ることが出来た。先程の人はホタルブクロを撮影していたのに違いないと思った。
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ホタルブクロ

 ネムノキ休憩所は名前の通り、ネムノキがある。ここから水車小屋へ向かう道筋にネムノキが何本も出てくる。休憩所の右にあるのが一番大きいようだ。開花にはまだ時間がかかるが、現状を見た。枝が下がっており、手が届いたので、近くに寄せて見ることが出来た。枝の先に、短い枝を何本も出し、その先に10個余りの小さな蕾がかたまってついている。現状では、どんな形の花が咲くかは推定できない。
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ネムノキの蕾
 

撮影:615
 

 記  平成27617日(水)