公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ハナショウブを見る

619日(金)
 
   616日午後、保健推進委員会主催の健康ウォーキングが行われた。昼頃になると空が曇り始め、怪しい状況になった。一雨来そうな感じがしたが、計画は実行されそうなので、出かけてみた。
 センター南駅に着くと、日が出てきて、用意した雨具は必要ない状況となった。新興の町を抜けて行った。新しい街だけあって、車道と歩道がきちんと区切られている。驚いたことに、いま歩いている歩道の方が広い。電柱もなく、見通しもいい。
 正覚寺へ着いた。入り口には「正覚寺」を示す石碑が構えられているが、門は質素である。中へ這入ると、ひんやりとして涼しい。樹木と土と水が快適さをつくり出している。
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正覚寺の門
 
 小さな池があり、スイレンが水面に浮いている。近く見るせいか、スイレンの種類が違うのか、他の場所で見たのとは違うようだ。葉は、全面が水に接しており、両側からくびれが入っている。そのくびれの片方がハート形の緑色をしている。このようなつくりのスイレンもあるのかと知った。白色の花は水中から出た花枝の先に1つついている。
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 境内は手入れが行き届いており、落ち着いた雰囲気がある。植木もそれぞれきれいに刈り込まれている。近くの樹を見ると、白色の花が咲いていた。ナツツバキと分かる。その隣も白色のものが12つ見える。見ると、ヤマボウシであった。花はほとんど落ちている。
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ナツツバキ

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 ヤマボウシとナツツバキ

 水場の脇に珍しいアジサイが咲いていた。ガクアジサイであるが、周りの花が珍しい形をしている。この部分を取っただけでも1つの花に見える。どんな名前がついているのか知りたい。
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珍しいアジサイ

 鐘楼の下が水辺になっており、そこにハナショウブが咲いている。アヤメ、ハナショウブカキツバタ・・・といろいろ考えた時があった。生育場所がアヤメから順に水辺へ移っていくという。それに従うと、水辺だとカキツバタになる。「変だなぁ」と思い、花を見直すと、黄色い紋が入っている。この紋だとハナショウブになる。もう1度水面を確認すると、ぬかるみになっていた。やはりハナショウブと確認できた。
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撮影:616
 
 
  記  平成27618日(木)