公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ヒメシャラの花は最盛期を過ぎていた

68日(月)
 
 ケヤキの林を通り抜け、ナツツバキ、ヒメシャラのところへと坂を上って行った。ヒメシャラを見ると花はあるが数が少ない。「花期の峠が過ぎたかぁ」と思った。坂の上の方を見ると、花弁がたくさん落ちている。やはり遅かったと後悔した。落ちている花を見ると、ちょっと大きい、もしかしたらナツツバキも落ちてしまったのかと思った。ナツツバキはヒメシャラより一回り大きい。二つの花の大きさを比べられないかと前々から思っていた。今なら2つ見られると思い、ナツツバキの花を探した。2つぐらい咲いていた。一目瞭然、明らかにナツツバキが大きい。見ると、ナツツバキは咲き始めたところで、最盛期はこれからのようだと分かった。
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ヒメシャラ

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ナツツバキ

 ミズキが見えた。もう花はなく、果実になっている。小さな緑色の粒がすべて上を向いている。よく見るとほぼ一直線の上に載っているように見える。花の時は白色の階段のように見え、ちょっと変わった風情が感じられた。ミズキはどこでも花期を終え、果実の生成期に入ったと思っていたら、花期を迎え、花が盛んに咲いているミズキがあった。この風景を遠くから見た時、マタバシイでは…と思った。しかし、いやに色が白いので、もしかしたらと近づくと、ミズキだった。場所によって随分花期がずれるものだと知った。
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果実になったミズキ

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花期を迎えているミスキ
 
 展望広場の突端にネムノキが1本ある。ここへ来たときは常に見て、状況を把握している。冬場、ネムノキの冬芽を見ようと数回訪れたが、冬芽は小さく目立つことがなかったので、到頭見ることが出来なかった。今は小さな楕円形の蕾が一杯ついている。既に扇型の花の原型が感じられる。
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ネムノキ
 
 花の広場へ出た。ここの草原に、今調べているコメツブウマゴヤシ、コメツブツメクサがあるかもしれないと期待していた。錯覚か、以前あった気がするのでその気になっていた。見ると、どこを探しても期待したものはなかった。その代り、ニワゼキショウがきれいに咲いている光景を目にすることが出来た。ニワゼキショウはいつ、どこで見ても美しく見える。ここでは毎年沢山咲いているので、いつも楽しむことが出来る。
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 花の広場の丘沿いにヒメシャラが数本並んでいる。ここの樹にも花はほとんどなかった。満開時の写真を残したかったが、今年はできなかった。ここの丘の上にリョウブが何本もある。池の傍で花序が伸びている姿を見たので、この丘で写真を撮ることにしていた。上へ上がると、期待していた大きなリョウブの樹は枯れていた。なぜ枯れてしまったのだろうか。リョウブの樹はまだ他にもある。見ると蕾はたくさんできている。1つぐらい咲いていないかと探したが、開花したものはなかった。
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リョウブ
 
 
撮影:66
 

  記  平成2767日(日)