公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

スイレンが咲く

67日(日)
 
 大分久しくした三ツ池公園へ出かけた。「そろそろナツツバキやヒメシャラが咲いているのでは、いや終わってしまったかなぁ」などと考えていた。
 公園に入ると、目に付いたのは水面に浮いているスイレンの姿だった。冬の間は、スイレンの葉が1枚もなく、一掃されてしまったように見えた。
スイレンは冬を水の中で越冬するという。そのために一掃されたように見えたことが分かった。それにしても水面を全面に覆ってしまう成長の早さには驚く。
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上の池

 調べていると、スイレンは朝開き、夕方閉じる行動を3日間だけ繰り返すという。あたかも夜になると眠るようになることから「睡蓮」と名付けられたことが分かった。
(参考:http://www.ntv.co.jp/megaten/library/date/06/07/0709.htmlより)
 花は咲いているだろうかと探すが、スイレンの葉から眩しく太陽の光が反射してくるので、分かり難い。葉の大きさに比べたら、花は小さい。遠方だが目が慣れてくると見つかった。ほとんどが白色の花だが、ぽつんぽつんと赤い花を見ることが出来る。花自体は大きいので、望遠で写真に収めることが出来た。
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スイレン:白色

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スイレン:赤色
 
 スイレンの大きな花に見惚れた後、他のものに目が移るようになった。ヤマボウシがたくさんの花をつけている。先日は強風の中、わずかな時間見ただけだった。その時は未だ咲き始めたばかりで、花の数は数個だった。今日は風がなく、花の数も多い。ヤマボウシの花のように見える部分はがくであるという。花はどうなっているかと、中の写真を撮ってみた。既に花期は終わっているようだ。丸い入れ物の中から首を出しているのはめしべの残りのようだ。普段はここまでは覗いていなかった。
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 ナツツバキ、ヒメシャラを見るためにケヤキの下に入ると、日陰でひんやりした。日陰に白いものが広がっている。「ああ、ドクダミか」と思った。ドクダミも先日は色がつき始めたばかりだった。今見ると、左を見ても、右を見てもドクダミだらけである。独特の匂いも漂っている。この姿を見ると、繁殖力の旺盛な植物と分かる。
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撮影:66


  記  平成2766日(土)