公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

マテバシイの花が咲く

65日(金)
 
 今日は公園に多くの子供たちの遊ぶ姿が見える。明日は開港記念日で学校は休みだが、思い出した、そうか、今日は学校の開校記念日になっているようだ。従って、今日、明日が連休になる。謎が解けた。
 公園のマテバシイを見ると、梢が黄色く見える。いつもこの頃花が咲く。足を向けていないと、つい忘れてしまう。マテバシイに近づき、花を見た。触ると何かが落ちたようだ。花粉であることが分かる。周りを見ると、既に花粉を飛ばし切った花も見られる。マテバシイには雄花と雌花がある。目にするのはほとんどが雄花である。雌花はないものかと探した。数はずっと少なく、奥の方にあった。よく見ると、先の方が雄花で、雌花が元の方についている花序もある。不思議と思い調べてみた。

雌花序の上部にはしばしば雄花がつく

と説明されていた。1本の花序の先端に雄花、もとの方に雌花がつくケースもあるようだ。
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 公園を出てJRの土手へ向かった。ここもよく見る場所だが、久しぶりだ。綿毛のチガヤが目についた。先日、公園内に数本のチガヤを見たが、ここら辺りの種子がとんできたのかもしれない。
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チガヤ
 
 チガヤの下の方を見ると、ワルナスビが白色の花をつけている。「やはり咲いてきたか」と思った。この花の茎には棘がある。最初この花を見た時、イヌホオズキとどこが違うのかと迷った。花はそっくりで、違いが分からなかった。一緒に咲いていれば、比較が出来るが、見る時はいつも別々になっている。何時か同時に見たいと思っている。花はワルナスビの方がひと回り大きいようだ。
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ワルナスビ
 
  土手の縁には、セイタカアワダチソウが密に繁茂している。撒かれる種子の数から考えると、ごく当たり前だが、驚くほど密になっている。この多くが背丈を伸ばし秋には花をつける。繁殖力、生命力が際立って強いものといえる。
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 金網を上るヘクソカズラが見えた。この植物もいたるところで見ることが出来る。へクソカズラが小さいときは今まで見ていない。気が付いたときには、既にこのような姿になっている。この植物を見るとき、「誰がこの名前を付けたのか」と思い出す。誰が考えても奇妙な名前である。この種子をつぶすと、えらい臭いがするというので、1度試したことがある。名前の通りだった。2度試す人はいないと思う。
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撮影:61
 

 記  平成27年6月4日(木)