公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

アケビの花

420日(月)

 藪の前を歩いていると、黄色いひものようなものが落ちていた。何かの花であるということは間違っていない。「何なのかなぁ」と思った。答えは直ぐに出てこなかった。上から落ちてきたに違いない。どこから落ちてきたのか見まわしたが、分からなかった。そのうちヌ脱ぎのところへ来ると、同じものがたくさん落ちているのに気が付いた。「クヌギ」なのか、と分かった。上を見ると、クヌギの枝から同じものがたくさん下がっている。「クヌギの花が咲いた」そう思った。これは雄花である。
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クヌギの花

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 藪の周りにフェンスが張られ、藪の中が見にくくなった。「仕方ないなぁ」と思いながらフェンスの中を覗いていると、小さな花らしいものが目に付いた。どの樹から出ているのか最初は分からなかったが、辿っていくと、アケビの葉に行き着いた。「アケビの花か」と思った。数年来ているが、この花に会ったのは初めてである。これは雄花とのこと。
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アケビの花
 
 藪の中ほどにあるムクノキを見ていると、下の方に黄色い花が見えた。ヤマブキと思える。奥の方にあったので、少し中へ入ってみた。やはりヤマブキだった。春たけなわになり、新しい花が目白押しになってきた。


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ヤマブキ

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 ヤマブキの花

藪から出てきたところに紫色のムラサキケマンを見た。見ると最盛期は過ぎているようだ。今日来てよかった。1週間遅れると枯れてしまうかも知れない。昨年は藪の入り口にたくさん見えたが、今年はここの辺だけである。どうしたのだろうか。
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 階段沿いに空き地があり、季節の雑草がのびのびと生えてくる。いまヒメオドリコソウが最盛期を迎えている。例年階段沿いに咲いているが、今年はここに群がって咲いている。ここは年に何回か刈込が行われる。その影響だろうか。
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 どんなものがあるだろうかと、少し空き地の中へ這入ってみた。黄色い花がある。オヘビイチゴだろうか。オヘビイチゴヘビイチゴヤブヘビイチゴ、キジムシロ・・・・と似たものがいろいろある。こういう花を見るといつも迷う。葉が3出葉、花が大きい、がくが花びらより長い。このような点から考えると、ヤブヘビイチゴに最も近いかもしれない。
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撮影:416



  記  平成27419日(日)(投稿を忘れていた記事)