公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 小民家の裏の樹もハコネウツギだった

522日(金)
 
 水辺から少し離れたところに黄色いショウブが咲いている。この花を見ると、アヤメ、ハナショウブカキツバタを思い出す。みんなよく似ている。この花の時期になると、特徴を捉えようとしているが、アヤメは花期を終えてしまった。今年も不完全のままに終わってしまいそうだ。この黄色い花を図鑑などで見ると、キショウブと名前がついている。黄色いショブだからキショウブと呼ぶのかと思ったら、その通りだった。日本原産の植物でなく、ヨーロッパ原産の帰化植物であるという。花弁の基部に茶色の網目模様があるというので、確認したかったが、遠くにあるため確認できなかった。
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 舞岡公園へ入った直後、ガマズミやマユミの花を見た。とくにガマズミは花の最盛期を迎えているようで、移動するたびに花を目にする。今見ているガマズミは、昨年の秋から見続けてきた樹である。秋から冬は赤い果実がたくさんなり、美しかった。この樹から冬芽の姿、新葉そして花のつくりなどを学んだ。
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ガマズミ
 
 ヤマブキはすべての花を落とした。花の咲く前は、細い緑色の枝が多数群生していた。この枝、冬芽を見て、ヤマブキと予想し、花を確認した。今見ると、果実が出来ている。果実は4つある。シロヤマブキは4個と決まっており、ヤマブキは不定であるという。このヤマブキはどちらだったか思い出せない。写真はないだろうかと、過去の写真を振り返ったが、存在していなかった。たぶん黄色の花であったと思ったが。
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ヤマブキの果実
 
  谷戸の古民家へ入った。この民家の裏に、ハコネウツギがある。この樹も今日確認したかった樹である。今日は数か所で確認している。今度も間違いないと思っている。見ると、やはり間違いなかった。冬場ではなかなか気が付かなかったが、ハコネウツギの樹もずいぶんあちこちにあるものだと思えてきた。
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 ウグイスカグラの果実が深紅になっている。先日は薄赤かった。ウグイスカグラの名前からは赤みがこれほど増してくるとは思わなかった。この色なら遠くから野鳥にも分かる。やはり植物はそれぞれ独特の工夫をしていることが分かる。
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ウグイスカグラの果実
 
 小谷戸を出てきたとき、ドクダミの花が1輪咲きかけていた。いろいろなところで、白色に色づき始めていたので、そろそろ開花になるだろうと思っていた。今その姿を見ることが出来た。近づくと、ツーンと鼻をつく臭いが漂ってくる。ドクダミの季節になり、そろそろ入梅が近づいたようだ。
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撮影:513
 



  記  平成27521日(木)