公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 「これがキブシの果実か」

56日(水)
 
 バスを降り、公園の入り口へ来ると、目の前にミズキの花が見えてきた。「もう咲いたのか」と思った。ミズキの花は遠くから見ると、白色の階段のようになっている。この花が咲くと春も峠を越し、初夏の近づきを感じるようになる。
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ミズキ
 
 公園へ入ると、直ぐコゴメウツギを見ることになった。蕾が白色に色づいている。ミズキもそうだけど、いろいろなものの動きが活発になってきた。少し日にちを置くと、開花を見逃す羽目になってしまいそうだ。蕾の状況から見ると、あと数日で開花するものと考えられる。
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コゴメウツギ
 
 ばらの丸橋のアカシデを見た。シデにはアカシデ、イヌシデがある。いままでどこが違うのか明らかにしようと見続けてきた。冬芽の間は区別がつかなかった。葉を出してくると特徴が現れ、何とか区別が出来そうだ。葉の先が伸びていればアカシデになるという。実際に見ると、葉の先が細く伸びている。
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アカシデ
 
 橋を渡ると右の樹に緑色の果実が出来ていた。「はて、何だろうか」と考えた。この辺に何があっただろうかとメモ帳を開いたが、書かれていない。これだけ目立つ果実をつけるのだから、どこかに記録に残しているものと思ったが。図鑑等に当たると、この果実はキブシと分かった。分かってしまえば、「何だぁ」と思ってしまうことだが、調べ方が曖昧だった事が分かった。
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キブシ
 
 ばらの丘から水田へ向かう階段を降り始めると、右側に赤い綺麗な実が見えた。何の実だろうか、と思いながら見つめた。ウグイスカグラの名前が浮かんできた。以前ピンクの花がこの辺にあったような気がした。図鑑を広げて、ウグイスカグラを引いてみると、赤い実が載っていた。間違いないと思った。
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ウグイスカグラの果実
 
 水田へ出て、来た道を振り返った。キリの花が見えるはずなのに、1つもない。「遅かった」と思った。「もっと前に来なければ」と思っていたが、ウメの後のキリの花を見る機会を逸してしまった。水田を見ると、いろいろな草花が見え、興味が誘われる。スズメノテッポウが見える。ジシバリが見える。ホウコグサもある。11つ見ているといつまでも見ていられる。
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スズメノテッポウ

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ジシバリ

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ホウコグサ
 
 これはニガナになるのだろうか。花はオニタビラコに似ているが、葉が違っている。ニガナの葉は茎を抱いているというが、これは明確に抱いているようには見えない。ただ、葉に柄がないところは分かる。
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ニガナ?

 
撮影:429
 

  記  平成2755日(火)