ニワトコが咲く
4月19日(日)
ミズキの藪を見て驚いた。新緑が見えるだろうと予想していたが、ミズキは大きく剪定され、タブノキも剪定されていた。新緑の景色ではない。これだけ剪定されると、樹も哀れである。
大きく剪定されたミズキ
残されたタブノキの新芽が大きくなっていた。長さが10cmを超えているようだ。小さいときは赤みを帯び、可愛く見えたが、今は逞しく見える。ここから新しい枝、葉が出てくる。剪定に負けず生きている姿に応援したい。
大きくなったタブノキの新芽
この小さな樹は何だろか。一目見たのでは答えが出てこない。葉をよく見た。ここの藪にはムクノキがある。ムクノキの葉は葉脈の末端が鋸歯へ届いており、尖っている。似ている。恐らくムクノキの幼木と思う。
ムクノキの幼木
藪にはシロダモもある。冬芽が細長く伸び、大きな新芽になっている。タブノキ、シロダモともに大きく変化を遂げてきた。シロダモを見ると、ヤブニッケイを思い出す。この2つはよく似ている。別の場所だと2つの判定はなかなかが難しい。
シロダモ
この葉はムラサキシキブと思う。冬芽のとき見ていたが、このように大きな葉がつくと分からなくなる。ムラサキシキブの葉は対生になっている。この樹はどのようになっているか見たが、先の方に纏まってついているので、判定が難しい。葉を除けながら辿ると、対生と確認できる。
白いニワトコの花が見えた。この藪で見る今年最初の花である。花の暦をつけていないので、うっかりすると、見逃してしまうこともある。既に満開を過ぎようとしているところだった。撮影には間に合った。1つ1つは小さな花だが、かたまって咲いているので、見栄えがある。
ニワトコ
ニワトコの花
撮影:4月16日
記 平成27年4月17日(金)