ハコネウツギが分かる
4月10日(金)
2月23日、舞岡公園内の水車小屋付近を歩いていた時、大きな花の形跡のようなものがついている樹木を見つけた。その時、「この樹の名前は一体何だろうか」と疑問を持った。
この樹な名前は何だろう(2月23日撮影)
幹(2月23日撮影)
その時の記録から
「おやっ」と思える樹を見つけた。枝の先に花が枯れたようなものがついている。花としてみるとけっこう大きい。この辺りの花はまだ見ていないので、記憶にない。
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それから機会があるごとにいろいろな資料に当って見た。しかし、これと思うものに行き着くことができず、そのままになってしまった。
マユミの樹を見る度に、幹がよく似ているので、ひょっとしたら・・・と何度も考えた。しかし、花から考えると全く違っている。先日考えたキリにはどうも疑問がある。
その後、再び舞岡公園を訪れた。すると、新葉が出ていた。その新葉を見て、ウツギを思った。ウツギについては、つい先日残されていた果実をもとに解決したばかりだった。ウツギを考えると、いろいろな種類がある。その中のものをいろいろ当たった中からハコネウツギの名前が出てきた。資料を当ると、似てそうなのがある。説明を読んでみた。「大きくなった果実が割れて種子が出てくる」と書かれている。そこで写真を見直してみた。花びらと思ったものは種子を包んでいた子房であることが分かった。「なるほど・・・・」と思い違いしていたことに気が付いた。すると、ハコネウツギで調べれば、同じような写真に出会えると思うようになった。
新葉が出ていた幹(3月22日撮影)
新葉の拡大(3月22日撮影)
花びらと思ったものは種子を包んでいた子房
調べ出したが難行した。見るものはほとんどがきれいに花開いた写真ばかりだった。詳細を載せているものでも、果実や冬芽はあったが、枯れた子房が載っているものは見つからなかった。根気よく探したところ、1つ見つかった。
川崎みどり研究所から出しているものの中に、自分の写真とそっくりなものが載っていた。
(川崎みどり研究所)
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これを見て、持ち続けた疑問がようやく解決できたと思えた。
古民家の裏へ回ると、正面に「おやっ」と思った樹と同じものに出会った。「ここにもあったのか…」と思った。この樹にも新葉が出ている。葉を見ると、先程のとそっくりである。運のいいことは重なるものである。
古民家の裏にあったハコネウツギ
記 平成27年4月9日(木)