満開になったソメイヨシノ
4月3日(金)
晴れて暖かくなった。三ツ池公園のサクラも見ごろを迎えただろう。やや風があるが、何とか写真は撮れそうだろうと思い、ふいに出かける気になった。寒くなってはと思い、上着を着込んで外へ出ると、外は暖かい。太陽に照らされると、上着は必要なくなった。
南門を入ると、ひと人で溢れていた。サクラの見ごろで、平日なのでゆっくり見られると思って来たが、とんでもなかった。どこのサクラを撮ろうとも人が入ってしまう。
南門右のソメイヨシノ
南門左のソメイヨシノ
広場へ来ると、シダレザクラが目に入らなかった。どこだったか探すと、花はすっかりなくなり、葉桜になっていた。姿が全く違い別の樹のように映った。ツバキもだいぶ花数を増やしている。坂を下り、パークセンターを目指した。坂を下りきったところにカンヒザクラが1本ある。ここは日が当たらず、このカンヒザクラの開花も遅れている。見ると、まだ蕾もたくさんあるようだが、ようやく咲き出した。
丘の上広場のソメイヨシノ
日陰のカンヒザクラ
パークセンター広場は賑わっている。いつもここで休憩をとるのだが、今日は入る余地がない。ミツマタ、コウバイ、ハクバイ、サンシュウは花を終えた。ここの湿地帯にネコヤナギがある。どうなったか見に行った。穂を吹いたようにネコヤナギ独特の姿になっている。ネコヤナギは雌雄が別株であるという。先日、他の場所で雄株は見た。この花はどちらだろうかとよく見ると、おしべが多数出ている姿から雄株であることが分かる。雌株を見たいものである。
ネコヤナギ独特の姿
ネコヤナギの雄花
道沿いにチューリップとビオラ組み合わされて植えられている。暖かい日光をたくさん受け、明るく輝いて映る。春ならではの光景である。この花の奥の植込みに1本のシダレザクラを見ることができた。同じシダレザクラでも、見損なった先ほどのシダレザクラとは別の種類だろうか。花を詳しく見てみたいと思う。
チューリップとビオラ
パークセンターの建物の横の陰にコブシが咲いている。満開に咲き誇っているコブシのそばを通りかかっても、残念ながら足を止める人がいない。多くの人の目はサクラ、サクラへと動いている。サクラと同じ時期に咲くコブシは哀れだ。
パークセンター横のコブシ
パークセンターへくると、いつもマユミの様子を見る。葉が出て、その合間から花芽が立ち上がっている。いま小さい球状をした粒がかたまっている。昨年はこの時期から虫がつき始めた。いやっというほどたくさんの虫がたかりだした。今年はどうなるだろうか。
花芽が立ち上がったマユミ
撮影:3月31日
記 平成27年4月1日(水)