公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 ヒュウガミズキがきれいに咲く

331
 
 水路沿いに上って行った。ハンノキ、ガマズミ、マユミの樹などが現れてくる。11つが目覚ましい変化を遂げてくるので、目を休めることができない。この道沿いに1本のヒサカキがある。先日見たときは黒色の玉のようなものがたくさんついていた。ヒサカキの果実は球状をした黒色のものなので、果実であろうと思い込んでいた。いま、果実と思っていたものに白色の花が咲いている。あの時のものは蕾だったことを知らされた。しかし、蕾と果実がよく似ていた。
イメージ 1
ヒサカキ:花が咲いた
 
 「株をなした細い植込みがある。この樹の名前は何だろうか。見ると丁度新葉が出始めている。小さな丸みを帯びた葉が蕾を包んでいる。この姿を見て思いつくのはユキヤナギである。ユキヤナギは普段垣根などに利用されているので、目新しい樹ではない。しかし、このようなところで見ると、また別のものに見えてくる。」以上は先日見た時の感想である。今日見ると小さな白い花がついている。ユキヤナギに間違いなかった。予期したことがその通りになった。
イメージ 2
先日見た様子

イメージ 3
先日は蕾だった

イメージ 4
ユキヤナギ:花が咲いた

 一番奥まったところまで来たので、水田の広がりもここまでである。ばらのまるの丘にコブシが見える。色の少ない時期はよく目立つ。この風景を目にすると、山が蘇る思いがする。さらに奥へ入ると、水辺近くの一角に黄色いナノハナが咲いていた。黄色と緑が織りなす光景である。長閑な春らしさが漂ってくる。
イメージ 5
黄色と緑が織りなす光景

イメージ 6
ナノハナ
 
 あぜ道から上がり、山道を上って行く。ばらの丸の橋のところにあるアカシデを見るために道を左に曲がると、薄黄色い世界が開けてきた。目の前一面が薄黄色い世界になった。この花はヒュウガミズキである。いままで、いや今でもヒュウガミズキとトサミズキが混乱している。ヒュウガミズキの方が1房の花の数が少な。また、ヒュウガミズキのおしべの葯は褐色にならず、黄色いという。早速確認した。花の数、大きさは確認出来たが、おしべの葯の色は分かりづらかった。
イメージ 7
ヒュウガミズキ 

イメージ 8
ヒュウガミズキ:特徴が分かる


撮影:322


  記  平成27330日(月)