舞岡公園 オオシマザクラが咲く
3月25日(水)
ミズキ休憩所から狐久保へ向かった。ここは山道を越えて行くことになる。アオキの新芽が噴出しているのが目に付く。別段珍しいものではないが、この道にあったことを記するために写真に収めた。冬芽が開きその中から新芽をつけた枝が伸びてきている。アオキはヤブなどに行けば必ず目にする。発芽力が旺盛で、その芽から写真のようにたくさんの枝を出してくる。
アオキ
狐久保は静かな広場である。カメラを構えて野鳥を追っている人が数人いる。盛んに鶯の鳴き声がする。どこにいるだろうかと、鳴き声のする方を追いかけてみるが、一向に見つからない。ここの広場にはオニグルミの樹が植えられている。先日と同様に冬芽をアップして見た。頂芽は側芽より一回り以上大きく、形も違っている。いままでは頂芽に気を取られていたが、側芽を見る余裕が出てきた。頂芽の先端は開いており、中から新芽が出始めているように見えるが正しいだろうか。副芽は親指のような形をして、毛で覆われているようだ。どちらも高いところにあるので、正確なことは分からない。
狐久保広場
狐久保から再び山道に入り、中丸の丘を目指した。窪地のサクラの樹に寄り添うように1本の樹がある。自然にその樹に目がいった。どうもマユミらしい。葉が出ているので、そこには蕾があるのではと確認したくなった。手の届く高さよりやや高い位置であったので、近くにある小枝を拾い、引っ掛けてみた。やはり小さな蕾が見えた。緑っぽい枝、葉の付き方等を見るとマユミの特徴を表している。
サクラの樹に寄り添うた1本の樹
マユミ
中丸の丘に上ると見晴らしがいい。ここで休憩をとろうとすると、風が出てきて、寒くなってきた。いままで暖かかったのにどうしてだろう。春の天気は変わりやすい。休憩をしながら前を見ると、いろいろな苗木が植栽されている。その中に、小さなピンク色の花をたくさんつけた樹が目に入ってきた。遠くからもアセビと分かる。休憩後近づいて写真に収めた。
中丸の丘から松原休憩所へ向かい始めたとき、サクラの樹に白色の花が1輪咲いていた。今朝、出かけにオオシマザクラを見た。よく似ている。山にあるから、最初はヤマザクラの名前が出てきた。しかし、ヤマザクラは葉が茶色っぽい。こんなにきれいな緑色をしていない。やはりこのサクラはオオシマザクラになる。ここに大きなサクラの樹が3本ある。よく見るといずれもオオシマザクラのようだ。
すべてがオオシマザクラ
撮影:3月22日
記 平成27年3月23日