公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 アンズが咲き出した

323日(月)
 
 長閑な日になった。こう暖かいとサクラの動きが気になる。久しぶりに遠出をして、舞岡公園へ向かった。
 今日は坂下口から入り、川沿いに進んで行った。少し進むと紫色の花が咲いていた。ムラサキハナナと分かる。近くに寄ると、ムラサキハナナの中にヒメオドリコソウが混ざっていた。この花の風景を見ると、春になったと感じる。ムラサキハナナはアブラナ科の植物で、ナノハナに似ている。おしべは6本で、そのうち4本が長い。確かにそうなっているか上から見ると、長い4本は分かるが、短い2本が見えない。解体しないとそこまでは分からないのかもしれない。ヒメオドリコソウの形はいつ見ても面白い形をしている。この花の形を唇形というので、連想してみた。口笛を吹く唇の形のように思えるが、それでいいのだろうか。
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ムラサキハナナとヒメオドリコソウ

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ムラサキハナナ          ヒメオドリコソウ

 川の向こう側に大きな樹が並んでいる。そのうち1本に特徴があるので調べてみた。幹は灰白色で、表面はなめらかのように見えたが。よく見るとぼつぼつ、いや棘のようなものがある。もしかしたら、先日見たハリギリなのかもしれないと思った。しかし確信がなかった。上空の冬芽を手掛かりにしようと、望遠写真を撮ってみた。すると、枝に棘がたくさんついている。これを見て冬芽を見ずにもハリギリであろう思われる。
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ハリギリ

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ハリギリ:棘
 
 畑道を通り瓜久保へ向かった。天気がいいので、いつもより多くの人が訪れている。門を入ると、ピンクの花が目に付いた。先日は花がなかった。樹形からウメではないかと思っていた。実際に咲いた花を見ると、ピンク色の花はアンズと分かった。ウメとアンズの違いはがくにあることをある資料で知った。がくを見るとこの花のがくは花びらから離れ、反りかえっている。これはアンズの特徴になっている。
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アンズ

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アンズ:がくが花びらから離れ反りかえっている
 
 いつものように瓜久保の家から坂を上り、カッパ池を目指した。先日は赤褐色のマンサクが満開だったが、今日は花の見る影もない。花が終わってしまうと、見る人も少なくなってしまう。直ぐ近くにニシキギがある。どんな様子か見た。冬芽が大きくなっている。鱗片の形が不揃いである点が他の冬芽と違っているようだ。
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ニシキギ:鱗片の形が不揃い


撮影:322
 

  記  平成27322日(日)