ユキヤナギが満開近くなる
3月22日(日)
神奈川通公園
日中は随分暖かくなってきた。風のないときなどは公園活動をすると汗が出てくる。人が活動しやすくなったと同時に公園の草木も活動がしやすくなったと思える。
オオデマリの冬芽が開き中のものがはっきり見えるようになった。中のものは球状の花芽であることが分かる。1つ1つにはすでに小さな花弁がとりまいているようだ。オオデマリはアジサイに似ている。一寸見ると、アジサイを少し小型にしたようだ。
オオデマリ:冬芽が開き始めた
日が出ると花壇に白色の花が目に付くようになった。花の数を増やしているのはハナニラである。この花は球根をたくさん作って増える。一旦植えると毎年沢山の花をつける。花びらを水平に開いた姿には長閑さが感じられる。
公園のモモの樹はシダレになる。枝一杯に花をつけ、それが地面近くまで垂れ下がった光景はシダレだからこその趣を感じさせてくれる。昨年は随分枝を伸ばした。剪定はもったいないとそのままに枝を伸ばさせたがどんな光景をつくるか楽しみだ。
シダレモモ
ヒメリンゴの冬芽が開いてきた。前回見たときは、しっかり閉じているように思えたので、観察をおろそかにしてしまった。そんな隙に中から出たものは緑色になっている。この中に花芽が入っているのだろうか。見た感じでは葉になりそうなものもある。
ヒメリンゴ:冬芽が開き始めた
松毬の小さな形だったハナズオウの冬芽に丸い粒状のものが現れてきた。小さな蕾の形が認められるようになった。光を反射し、輝くところは小さなブドウを思わせる。この小さな芽の中から赤紫色の花が出てくる。自然の神秘さが直ぐそこまで迫っている気がする。
ハナズオウの冬芽
最後に、シダレザクラを見た。公園に1本だけある。シダレザクラの冬芽を見た時「小さく、まだ固く開きそうもない」と思っていたが、小さいけど先端が開き始めているものが現れてきた。よく見ると、赤味を帯びた花芽が顔を出している。サクラの仲間であることが分かり始めている。
撮影:3月17日
記 平成27年3月21日(土)