モモの冬芽から花弁が出始める
3月19日(木)
公園に紅白のモモの樹が1本ずつある。つい先日(3月3日)にこの2つの樹を見ている。その時は、白色の冬芽にだけ薄らと色がついていたが、今日はどちらにも色付いている。紅い方は、毛深い鱗片が口を開き、中から赤く染まった蕾が顔を出している。白色の方は、鱗片から出始めた蕾に割れ目の筋が見える。もう花弁が連想できる。
モモの冬芽:赤い花弁が見える
モモの冬芽:白い花弁に筋が見える
カリンの蕾が開き始めている。5つに割れた三角形のがくは横に大きく開き、内側がたくさんの毛で覆われている。中の蕾を見ると、枚数はまだ正確に数えることができないが、花びらの境が見える。
カリンの蕾
公園の東側の道路沿いに1本のシダレザクラがある。このシダレザクラはサクラの中のどの系統だか調べているが、まだ解決できていない。この小さな冬芽にも動きが出てきた。先日は先端が緩み始めたかに見えたが、今日は毛に覆われた鱗片の中から薄い緑色をした蕾らしきものが見えてきた。
シダレザクラの冬芽
ハクモクレンはもう開花する直前まで来ているが、ジモクレンはやや遅れている。近くの道路端にある同じシモクレンはハククレンと同じように開花直前までに来ている。どういう訳か公園のシモクレンの開花は毎年他の場所より遅くなっている。樹そのものが小さいせいなのだろうか。
開花が遅れているシモクレン
赤いボケの花が目立ってきた。ボケは寒いときポツリポツリと咲き始めていたが、このところの暖かさで赤い花がほぼ満開の状態になった。「美しいものには棘がある」と言われるが、ボケの樹にも棘がある。花は赤も白も色が鮮やかである。
ボケの花
撮影:3月13日
記 平成27年3月16日(月)