公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

「三ツ池高射砲陣地」と刻まれた石畳が見つかる

314日(土)
 
 ムラサキシキブを見て山から出てくるとプールの傍へ出る。石壇を下りていると、大きな石畳に何か字が刻まれていた。何度もここを上ったり下りたりしたが、今まで気が付かなかった。見ると、「三ツ池高射砲陣地」と刻まれている。後で刻まれたのではない。戦争当時のものと思われる。ここに高射泡を打つ陣地があったことは事実らしい。忘れられた戦争の遺跡になると思われる。
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三ツ池高射砲陣地と刻まれた敷石
 
 下ノ池と中ノ池の間に遊歩道がある。そこを入ったところにヤナギがある。葉が落ちていたヤナギにも緑が帰ってきた。小さな冬芽だったが芽吹き出している。一番外側は反り返り、新緑の中身が見えてきた。
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芽吹き始めたヤナギ 
 
 その遊歩道の両脇にヨコハマヒザクラが植えられている。ヨコハマヒザクラはやや赤みを帯びた花を咲かせる。冬芽を見ると、大分大きくなっている。中には丸みを帯びて今でもはち切れそうな状態のもある。近いうちに中から花芽が出てくることと思われる。
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ヨコハマヒザクラ
 
 テニスコート脇の崖側に赤みを帯びたサクラが咲いている。一見カンヒザクラに似ている。樹にはオカメザクラと表示してある。オカメザクラについて調べて見ると、カンヒザクラとマメザクラを交配してつくられたという。赤みを帯び垂れ下がって咲くところはカンヒザクラに似ている。花びらの開きはカンヒザクラより大きく開いている。この点はマメザクラから来ていると思える。
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  オカメザクラの真向かいにマルバマンサクがある。先日来たときは、日が陰っていたので、咲き始めか、咲いているのかよく分からなかった。もともとこの花の花弁は細いひものようなものなので、開いたのかどうかが分かりにくい。中を見ると、4本のおしべと1本のめしべが見える。めしべの先が2つになっているので、調べて見ると、めしべは2本あるらしい。
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マルバマンサク
 
 
撮影:311


  記  平成27313日(金)