公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

ミツマタ、サンシュユが満開になる

313日(金)
 
 丘の上の広場からパークセンターへ下りて行くと数か所でカンヒザクラを目にする。花の咲いている時期に通らないと、何も知らず通り過ぎてしまう。
 坂を下りるところの左右に1本ずつあり、オトメツバキの間に1本、そして下りきったところのトイレの脇に1本とある。上の方は日あたりがよいので蕾も大きく、開いているのも見える。
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坂を下りるところのカンヒザクラ

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オトメツバキの間にあるカンヒザクラ
 
 パークセンターの広場へ下りると、日がよく照っており、暖かかった。しかし、時々強い風が吹いてくる。先日咲き始めたミツマタが黄色く色づいているのが分かる。1つの花の塊が一回りも二回りも大きくなっている。この花には花びらはなく、花のように見えるのはがくだという。1つの花は円筒形をしており、先が4つに割れている。円筒形をした部分は白色の毛で覆われている。4つに割れた内側は黄色くなっていて、中に4本のおしべが見える。おしべは全部で8本あるというがあと4本が見当たらない。
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花を開いたミツマタ

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1つの塊の花

 先日蕾だったサンシュユが花を咲かせた。小さな黄色い花が塊をしているので、1つの花を見分けにくい。何とか拡大してみると、外側に4枚の花弁が開き、中から4本のおしべが出てきている。資料にも同じことが載っていた。強い日差しを受け、一層眩しく見える。
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 マユミの冬芽が開き始めた。中にたくさんの丸い粒が入っているのが分かる。この丸い粒11つが花芽と思われる。この丸い粒の下には柄があり、それが伸びてきて花芽を押し上げてくる。花芽の立ち上がりももう直ぐと思える。
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マユミの冬芽が開き始めた
 
 コリア庭園のところから藪へ入る道がある。そこへ入ったところにムラサキシキブがあり、ここでムラサキシキブの冬芽を見ることができる。何か変化があるか覗いてみた。いろいろな冬芽が変化し出しているのにムラサキシキブの冬芽には変化が見られない。花が咲き出すのは6月ごろというから、あまり変化が現れないのかもしれない。
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変化がないムラサキシキブの冬芽


撮影:311


  記  平成27311日(水)