リョクガクバイを見る
3月9日(月)
ここの梅林にはリョクガクバイという名の付くウメがある。普通見るウメのがくが赤茶色であるのに対し、リョクガクバイは「リョクガク」の通り、がくが緑色をしている。がくが緑色のせいか、花びらの白色が目を引く。初めて見たとき、あまりにも花が引き立って見えたので、ウメでなく違う花と思えた。しかし、花に柄がないので、ウメの1つであることが分かった。見慣れてくると、ハクバイとの違いが見えてくる。同じ白色でも、ハクバイは柔らかく暖かそうに見えてくる。それに対し、リョクガクバイは純白、鮮明で、厳しさが感じられる。
リョクガクバイ
リョクガクバイ:がくが緑色
リョクガクバイをしみじみ味わった。後へ下がり、全体を見渡すと、リョクガクバイの後方にタイサンボクが目に入ってきた。毎年この時期に来ていたが、いつもウメに気を取られて、他のものに気が付かなかった。タイサンボクは大きな花をつける。ぜひ花の時期に訪れたい。
タイサンボク
駅へ向かう道すがら、再度サクラのところへ向かった。花の種類の手掛かりを求め、花の特徴をメモした。その後、足元にヤエムグラがあることに気が付いた。先日も別のところで、同じものを見ている。その時、「これヤエムグラ?」そんな疑問がわいた。ヤエムグラの葉には細長いイメージがある。ところが、先日のもの、今見ているものも葉は決して細長くない。ヘラ型で、ヤエムグラのイメージの葉より幅が広い。
ヤエムグラ
ヤエムグラ(葉がヘラ型)
撮影:3月6日
記 平成27年3月7日(土)