公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

カンヒザクラが咲く

34日(水)
 
 暖かく気持ちのいい日になった。やっと春を感じる陽気になってきた。「風はどうかなぁ」と思って外へ出ると、ほとんどなかった。「この分ではいい写真が撮れそうだ」と、公園へ出かけた。
 
 公園にはハクモクレン、シモクレンがそれぞれ1本ずつある。まず、ハクモクレンを見た。冬芽がというよりも蕾といった方がよいくらいに大きく膨らんできている。外側の皮が剥がれ、内側に黄白色をした蕾が半分近く出てきている。
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 東の方へ進むと、好い匂いが漂ってきた。ジンチョウゲの花の匂いと分かる。「ようやく咲き出したか」と、遠くからも分かる。沢山あったジンチョウゲも今はわずかしか残されていない。この匂いがあと何年かげるだろうか。
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 ジンチョウゲの手前にピンク色の可愛い花が咲き出した。ホトケノザである。いつもならもっと以前にこの花の姿が見られたが、機械で草を刈り始めてから、花をつけるのが遅くなってきた。オオイヌノフグリも同じ境遇にある。
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 カラスノエンドウも葉を伸ばしてきた。これも先程のホトケノザオオイヌノフグリと同じように芽を出すのが遅くなってきている。厳しい環境に追いやられたが、ここの暖かさで、ようやくここまで伸びてきた。花はまだ見えない。
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 公園にカンヒザクラ1本だけある。先日は蕾が大きく膨らんでいた。「もしかしたら…」と期待していた。見ると、既に期待通り蕾から赤紫色の花が出ていた。カンヒザクラの花びらは大きく開かないので、いくつか開いたといってもよいものが見られる。
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撮影:32
 

  記  平成2733日(火)