公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

春の芽生え

33日(火)
 
  いろいろな雑草の芽が息を吹き返し、活動を始めてきたことと思われ、センダンの樹の下の地面に緑色の色が付いてきた。一面に広がった緑を写真にとると、確かに芽生えであることが分かる。肉眼では分かりにくいものでも、写真を撮り拡大すると、その姿が浮き上がってくる。
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地面に緑色の色が付いてきた
 
 スズメノカタビラが見える。未だ株は小さいが多くのものが花をつけている。今見る細長い葉をつけた小さなものは、みんなスズメノカタビラと思える。イネ科のものがいろいろ現れてき始めると、スズメノカタビラも大きくなり、分からなくなる時もある。いまが一番分かりやすいと思える。
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スズメノカタビラ
 
 ハコベが分かる。楕円形の新緑の葉が一際きれいに見える。濃紫色の枝に対生についているところも確認できる。ここでは未だ花の姿が見られない。
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 3出葉のカタバミも見えてきた。こちらは緑色をしているので、普通のカタバミと思える。写真の中で赤みを帯びた葉を探したが、見当たらない。アカカタバミもどこかに出ているのではないかと思う。
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 灰緑色をした小さな葉をつけたものがたくさん見られる。葉があまりに小さいので、名前を特定しにくい。ミミナグサ、チチコグサモドキなどを考えたが、決め手がない。写真を端から見ていくと、毛深くへら状をした葉が見つかった。チチクサモドキの葉のように思える。
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チチクサモドキの葉
 
  ナズナは小さな白色の花を咲かせている。近くには、ナズナの典型的な刻みのある葉をつけたものを見ることができる。
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 キクの葉のようなものは何だろうか。「一見キクかなぁ」と思ったが、どうも違っていそうだ。クルマバザクロソウも1度考えてみたが、やはり違う。もう1度写真をよく見直した。すると、1本の花茎が見え、その先に花らしいものがついている。それを見て、「ああ、ノースポール」と思った。今、花壇にノースポールの芽は盛んに出てきている。「環境が変わると分からないものだなぁ」と思った。
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ノースポールの芽


撮影:31


  記  平成2732日(火)