公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 サンシュユが咲く

227日(土)
 
 水路沿いに歩くと、いろいろな樹木が現れてくる。その中に枝が突き出ているものがあった。何だろうと思った。1本の枝から短い枝が対になって出ている。小枝の頂点の冬芽が一回り大きい。幹は灰色で、表面がごつごつしている。名前が分からないので、写真を撮り持ち帰ることにした。家で整理していると、いくつか前のマユミの写真に似ている気がしてきた。先の方の枝を見ると、縁に線状の模様がある。冬芽を拡大すると、鱗片の基の部分が緑色で、先は紫色になっている。この点もよく似ている。
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マユミ
 
 先日、果実の残りからウツギの樹の見分け方のヒントが得られた。それからは、このヒントを手掛かりすると、ウツギの樹がたびたび目に入ってくるようになってきた。冬芽の姿を捉えようと探すと、丁度よいのがあったので撮影した。冬芽は薄茶色で、枝に対生に付き、手を合わせたような形をしている。
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ウツギの冬芽

 あぜ道を上り、古民家を訪れた。ボランティアさんが作業をしている。通りがかると「こんにちは」と声をかけてくれた。人の温かみが伝わってきた。園内にはいろいろな草木があると評判なので、ゆっくり中をまわってみた。3本あるウメの樹のうち1本のコウバイが咲き出していた。花の数はまだ少なく、注意して見ないと気が付かないで通り過ぎてしまう。
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花をつけ出したコウバイ
 
 民家の裏にフクジュソウが咲いているというので、裏へ回った。マンサクが満開状態に見えた。さらに奥へ進むと、緑色の葉をたくさんつけた1本の樹があった。何の樹かと見ていると、先日見ていた資料の中にあった1つであるように思えた。「ゲッケイジュ」らしい。家で資料をあたると、間違いなくゲッッケイジュであった。
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ゲッケイジュ
 
 フクジュソウは崖の縁に咲いていた。狭い範囲だが、5か所ぐらいに株をなしていた。丈が低く、黄色い菊のような花だった。落ち葉でぎっしりと埋め尽くされた小さな斜面に咲く姿は冬の景色の一コマになった。
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 フクジュソウをあとに進むと、奥に黄色い小さな花が見えた。遠くからは細部が見えないが、マンサクらしいと分かった。というのは、先日別の場所でマンサクを見ていたからである。
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マンサク


撮影:223
 

  記 平成27226日(木)