舞岡公園 サンシュユが咲く
2月27日(土)
水路沿いに歩くと、いろいろな樹木が現れてくる。その中に枝が突き出ているものがあった。何だろうと思った。1本の枝から短い枝が対になって出ている。小枝の頂点の冬芽が一回り大きい。幹は灰色で、表面がごつごつしている。名前が分からないので、写真を撮り持ち帰ることにした。家で整理していると、いくつか前のマユミの写真に似ている気がしてきた。先の方の枝を見ると、縁に線状の模様がある。冬芽を拡大すると、鱗片の基の部分が緑色で、先は紫色になっている。この点もよく似ている。
マユミ
先日、果実の残りからウツギの樹の見分け方のヒントが得られた。それからは、このヒントを手掛かりすると、ウツギの樹がたびたび目に入ってくるようになってきた。冬芽の姿を捉えようと探すと、丁度よいのがあったので撮影した。冬芽は薄茶色で、枝に対生に付き、手を合わせたような形をしている。
ウツギの冬芽
あぜ道を上り、古民家を訪れた。ボランティアさんが作業をしている。通りがかると「こんにちは」と声をかけてくれた。人の温かみが伝わってきた。園内にはいろいろな草木があると評判なので、ゆっくり中をまわってみた。3本あるウメの樹のうち1本のコウバイが咲き出していた。花の数はまだ少なく、注意して見ないと気が付かないで通り過ぎてしまう。
花をつけ出したコウバイ
民家の裏にフクジュソウが咲いているというので、裏へ回った。マンサクが満開状態に見えた。さらに奥へ進むと、緑色の葉をたくさんつけた1本の樹があった。何の樹かと見ていると、先日見ていた資料の中にあった1つであるように思えた。「ゲッケイジュ」らしい。家で資料をあたると、間違いなくゲッッケイジュであった。
ゲッケイジュ
フクジュソウをあとに進むと、奥に黄色い小さな花が見えた。遠くからは細部が見えないが、マンサクらしいと分かった。というのは、先日別の場所でマンサクを見ていたからである。
マンサク
撮影:2月23日
記 平成27年2月26日(木)