公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 これもネコヤナギ?

228日(土)
 
 マンサクを見て炭焼き小屋の方へ向かうと、1本のミツマタの樹があった。蕾がたくさんついている。未だ灰白色で、開いている花は1つもない。もう咲き始めてもいいころと思うが、蕾は固く閉じている。
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 さらに奥へ入ると、サルスベリに似た樹があった。サルスベリだといくつかの果実の形跡が残っているはずである。上を見ると、1つも残っていない。サルスベリではない。すると、ヒメシャラそれともナツツバキ…と考えながら見ていると、冬芽が見えた。それを見ると、いままで考えた名前はみんな違っている。冬芽からこの樹はリョウブと分かった。鱗片が帽子のように載っている冬芽をよく目にするが、この冬芽は、まだそこまで成長していないようだ。
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リョウブ
 
 古民家の写真を撮り、ここから水車小屋へ向かった。ハンノキの前にネコヤナギに似たものが見えてきた。背丈は今まで見たものよりずっと大きい。この樹もネコヤナギになるのだろうか。
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ネコヤナギ?
 
 冬芽が白毛で覆われた鱗片で包まれているところは変わりがない。中の赤味を帯びた冬芽の先が尖っている点が気になる。見る写真、見る写真は冬芽の先が丸みを帯びている背丈は。35mぐらいになるという資料もあるので、恐らくネコヤナギになるのではないだろうか。
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冬芽
 
 ハンノキの花についてはいままで大分追求してきた。しかし、大きな前進はなかった。たくさんあるハンノキを目の前にして、冬芽に今まで目を向けていないことに気が付いた。写真に収められそうなのを撮影した。撮影したものを拡大して見ると、冬芽は枝に張り付くようについている。詳細は分かりにくいが、縦に入る筋から考えるとここから冬芽が割れてくるように思える。毛の有無は分からないが、柔らかい冬芽に見える。
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ハンノキの冬芽
 
 あぜ道から上がる土手に緑色の細い枝が群がっていた。ちょっとした藪になっている。直ぐに名前は出てこない。冬芽を見ると、細長い楕円形をしている。数枚の鱗片で覆われ、先が尖っている。枝には縦方向に稜がある。「何気なくヤマブキかなぁ」と思い、図鑑をあたった。よく似ている。枝に稜があるところもそっくりである。
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ヤマブキ
 
  遊歩道へ出て何本かあるキリの樹を見ているとき、「おやっ」と思える樹を見つけた。枝の先に花が枯れたようなものがついている。花としてみるとけっこう大きい。この辺りの花はまだ見ていないので、記憶にない。この辺の大きな花と言えば、キリしか考えられない。確かにそうだろうか。幹の写真で判断してみたが、合点がいかない。過去のキリの写真を見ると、枯れた後めしべが長く出ている。キリの樹の可能性が高いようだ。
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キリ?

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  花の枯れたもの                    幹   


撮影:2月23日
 


  記  平成272227日(金)