公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 ヒイラギナンテンが咲く

224日(月)
 
 昨日春一番が吹いたせいか、今日は暖かい。外へ出ると、手袋・マフラーはいらない。歩き始めるとセータもいらなくなる。本当の春がやってきたように思える。陽気がいいので、昼近く、舞岡公園へ行くことにした。「2週間ぐらい経ったので何か変化がみられるだろうか」と期待し、コースは前回と同じコースをとった。
 公園に入り、アカシデの冬芽を見ながらばらのまる橋を渡った。渡り切ったところで下を見ると、樹に絡まっている葉が目に入った。咄嗟に思い付いたのはスイカズラだった。スイカズラの葉は全縁で対生になっている。橋の上から見るので、全縁なのは分かるが、対生は分かりにくい。写真を撮り確認した。対生であることは間違いない。スイカズラだと思い込んだまま家へ帰ってまとめると、スイカズラの葉はヘラ型をしていない。「これはどしたことか」と葉の形が気になり調べてみたが、答えに至らなかった。
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イカグラ?
 
 先へ進むと、枝から下がる黄色い紐のようなものが目に付いた。紐は粒状の冬芽からなり、キブシと考えている。先日も同じようなものを見ている。その時は、冬芽は閉じていた。今見ると、開き始め黄色い色がついているのが分かる。この粒1つ1つが小さな花になってくる。
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キブシ
 
 キブシの幹を見た。地は灰褐色で、まばらに白色のところがある。拡大すると、細かい薄い紙のようなものが貼り付いているように見える。若い枝は褐色から黄土色に見える。
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キブシの幹
 
 石垣の脇に緑色をした細い樹が数本あった。枝には赤みがかった冬芽がついている。冬芽は大分膨らみ、開き始めているようだ。写真を撮ろうと枝に触れると、棘が引っ掛かった。細い緑の枝と棘を見て、モミジイチゴを思い出した。モミジイチゴの花は白色である。いま冬芽の外側は赤みを帯びているが、中は白色になっていると思う。
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 モミジイチゴの手前を道に沿うってヒイラギナンテンが植えられている。先日は、葉が赤みを帯びていることに触れた。今日見ると黄色い花が咲いている。この花は下向きに咲く。いま咲き始めたばかりのようだ。
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撮影:223


  記  平成27223日(月)