公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

この街路樹はクロガネモチか?

217日(火)
 
 公園のケヤキの樹は空に向かって枝を伸ばしている。地面は枯枝、枯れ草でおおわれ一面褐色を示している。まだ冬景色が濃い。しかし、樹々には春の息吹が見え始めている。

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 ヒイラギナンテンアセビの蕾は色をつけ出したし、それぞれの冬芽は大きくなってきている。赤い色が見えた。「花が咲いたか」と引き寄せられた。咲きそうになったボケの蕾だった。蕾がたくさんついている。他の場所でボケの咲いたのを見ている。「ここのものは開花が遅いなぁ」と思いながら、ボケを確認した。ボケの枝には棘がある。確かにあるだろうか。蕾がたくさんあると、分かりにくい。よく見ると、蕾に隠された棘を見つかった。間違いない。
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ボケの蕾
 
 小さなビワの樹があり花をつけていた。ビワは特に珍しい樹ではない。花がどんなものかよく分からないので、注意して見たことがない。ビワの花は内部にできるので外からは見えないという。どんな花をつけるのであろうか。
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ビワの蕾
  
 細長い果実のようなものが落ちている。見ると随分ある。この場所に何だろうかと思った。脇にヒマラヤスギの樹がある。その樹を見て答えが出てきた。ヒマラヤスギの果実に間違いない。ヒマラヤスギは高木なので上の方を見ることはほとんどできない。そのためいままで花も果実も見ていない。いま落ちている果実を見て、「これがヒマラヤスギの果実なのか」と思った。
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ヒマラヤスギの果実
  
 公園近くの街路樹がクロガネモチに似ているような気がする。街路樹の花や果実は確認していない。葉を見ていると、クロガネモチでないとすると何になるのだろうかと思う。以前別の道路でクロガネモチの果実を見た。その時の葉によく似ている気がする。この樹が赤い果実をつけるクロガネモチになるのであろうか。特徴を見ると、赤みを帯びた長い柄の先に葉が付いている。葉は細長い楕円形の形をしている。幹は灰色が主体だが、汚れているせいか、黒色の斑点が所々に入っているように見える。
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クロガネモチか?

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以前別の道路で見たクロガネモチ
 
 公園にはクロガネモチの樹が2本ある。花も果実も確認している。赤い果実が実るときは葉の緑を背景にきれいに映る。先ほどの街路樹と公園の中のクロガネモチ、この二つが同じものになるのだろうか。
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クロガネモチ
 

撮影:2月13日

 
  記  平成27215日(日)