この樹はカラタチか
2月13日(金)
この樹には長くて鋭い棘がある。何の樹だろうか。先日、カラタチの樹を見ている。よく似ているのでカラタチの樹かも知れない。しかし、先日見たものの樹には葉がなかったが、この樹には葉がついている。しかも、柄が膨らみのある翼になっていて、ずいぶん変わっている。
牧野植物図鑑によると
カラタチは生垣に植えられる落葉木…柄に強い棘が互生…
フユザンショウは関東以西の暖地の山野に生える常緑木…
と説明されている。
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今でも葉があり、常緑ということではフユザンショウになる。しかし、図鑑の棘を見るとフユザンショウは長くない。棘の長さ、つき方を考えると、カラタチになりそうだ。
カラタチ
黄色い花が見える。花がといってもまだ蕾で、咲き始めようとしているところである。玉のようなものがたくさん集まり1つ塊になり、その塊がぎっしりと枝についている。遠くからはすでに花が咲いたように見える。この樹の名前はミモザと言い、覚えにくい名前である。
公園にはコブシの樹が3本ある。みんな背丈が高く、冬芽などは注意して見ないと気が付かない。見上げると冬芽ができている。下からは小さく見える。望遠写真で見ると、モクレンそっくりの冬芽になっている。モクレンとの違いは、冬芽がいろいろな向きを向いていることだという。
コブシ
サンゴジュの樹も一風変わっている。タブノキに似ている。葉はつやがあり光っているが、あまりきれいとは言えない。葉の間から冬芽が出ている。冬芽は複数出ているようだ。1つの冬芽を見ると、中央に縦方向の割れ目が入っており、その中にまた新しい冬芽が入っているようだ。たった1つのタブノキの冬芽とはだいぶ違っている。
サンゴジュ
撮影:2月10日
記 平成27年2月13日(金)