公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

浦島公園の冬芽

210日(火)
 
 どんよりとした雲、雲の一部に明るくなったところが見える。そこに太陽があることが分かる。こんな雲で日が遮られただけで、こんなにも寒くなるのが不思議に思える。何とか暖かくなるのを待っていると、午後になって日が差してきた。この間に公園の様子を見ておこうと公園へ出かけた。

 公園へ行くと、厭にハトがいる。ムクドリもいる。「誰か餌をくれているなぁ」と直感した。ムクドリの写真を撮り、公園の樹木の変化の様子を見ることにした。
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ムクドリとスズメ
  
 ヤエザクラを見た。2月に入ったので、「そろそろ冬芽が動き出したかもしれない」そんな思いがあった。しかし、大きな変化は見られず、鱗片で固く閉ざされていた。開花は4月に入ってからで、ソメイヨシノより遅く咲く。そのため未だ動きが現れないのかもしれない。
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ヤエザクラの冬芽
 
 ヤエザクラの下にドウダンツツジがある。冬芽は小さい粒のようであるが、赤い色が目に付くようになった。枝は一見枯れたように見えるが、しっかり生きていることが分かる。赤く膨らんだ冬芽が沢山出来ているので、きれいな花が期待できそうである。
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 公園の道路側に黄色い花を咲かせるトサミズキがある。トサミズキはヒュウガミズキに似ている。もしかしたら勘違いしているのではと思い、調べ直した。トサミズキの方が花の数は多く、しかもおしべがオレンジ色をしているという。そこで以前の写真を見直してみた。どうも勘違いで、ヒュウガミズキらしい。いま冬芽が膨らんできている。開花が3月中旬ごろなので、開花の最後の準備が行われているようだ。
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ヒュウガミズキの冬芽
 
 キンモクセイの花は秋に咲くので、冬芽の成長は遅いと思ったが、念のため覗いてみた。すると、葉のもとの新芽が開き始めていることが分かった。葉か枝になる冬芽と思えるが、未だ先端が少し開きかけたところなので、これからの成り行きに注目したい
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 ハクモクレン3月の中旬以降に咲く。先日の冬芽は大きかったが、ここにきて幾分膨らみだした気がする。ふわふわした毛を見る度暖かそうに思える。こういう知恵を身に着けた自然の神秘さに驚かされる。
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撮影:29
 

  記  平成2729日(月)