公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

トチノキとホオノキ

2月1日(日)
 
  ホオノキの冬芽を見たとき、ホオノキとトチノキが似ていることを思い出し、まとめてみよと思った。

 以前三ツ池公園の丘の上の広場で、トチノキに似た樹が3本並んでいるのを見た。その時は何も気にすることなく、この樹はトチノキと決め込んでしまった。後日トチノキの花が咲くころ行き、この樹の花を見て驚いた。トチノキの花とはまるで違う。「これはどいうことか」と呆気にとられた。花は上の方にある。白色で大きい。ホオノキの花であることが分かる。ホオノキをトチノキと間違えていたことになる。上の方にある葉を見て、トチノキと判断してしまっていたことが分かった。そこで改めてトチノキと思っていた樹を見直した。
 
葉の比較

 枝の先に大きな葉が5枚付いている。葉の中ほどから上の部分の縁には細かい不規則な鋸歯がある。葉は倒卵形で、葉脈の部分は窪んでおり、数は多い。先は細く出っ張っている。
 
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ホオノキ
 枝へのつき方、枚数もよく似ている。葉の縁の鋸歯は不明で、ないと言えそう。葉脈はトチノキほど顕著でない。葉の先端も出っ張ってはいない。 
2つの葉を比べてみるとその違いがよく分かる。今までここまで見ずに判断していた。
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ホオノキの葉

幹の比較

 色は灰白色で、トチノキの樹皮には細かい不規則な板状の模様がある。樹皮は遠くからは板状の模様がよく分からない。若い幹だと不明確になっている。
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 ホオノキ
 色は灰白色で、樹皮には細かい粒状のものがたくさんついている。
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 ホオノキの幹

 よく見れば、相違点がはっきりしている。難点は葉が高いところについているところにある。

撮影した花と冬芽を掲載してみた。

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                トチノキ                      ホオノキ
 
冬芽
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        トチノキ                      ホオノキ
 


  記  平成2721日(日)