水連が一掃される
1月29日(木)
南口から入り、左側の森を見た。ここには大きなメタセコイアなどがある。夏場は下草が茂り奥までは入りにくい。ざっと左側から見ると、イチョウ、ケヤキ、スダジイの大きな樹が伸びている。右側にメタセコイアが数本連立している。葉をつけているのはスダジイだけで、あとは箒状に枝だけになっている。
右側は斜面となって奥へ続いている。一旦外へ出て、道沿いにどんな樹木があるか調べてみた。イチョウの陰にモッコクが数本ある。坂を上ると、背丈の高いイチョウとスダジイが次々に現れてくる。今は中を見通すことができるが、夏場になると、下草が茂り見えなくなる。また中へは入れない状態に変わる。
イチョウの陰にモッコクが数本ある
公園の中へ進むと、正面に上の池の水面が広がっている。こんなにきれいだっただろうか。水面を見るときれいに清掃されている。岸近くにあったヨシの茎も短く刈られている。しかし、何だか殺風景に映る。どういうわけだろうか。よく考えて見ると「水連がない」確か水面の大部分を覆っていた気がする。記憶違いだろうか。
上の池
遊歩道を進み、ホオノキを見る。幹だけを見ると、コブシと見間違える。幹はどちらも灰白色で、割れ目が見られない。ホオノキの上を見ると白いものが目に付く。冬芽ができているようだ。冬芽は、遠くから見ても大きいように見える。コブシの冬芽は、今頃あんなに大きくはない。近くにコブシがあるので、そちらへ行ってみた。冬芽ができている。見比べるのにちょうどよかった。冬芽の数は多く、いずれも小さい。
ホオノキ
コブシ
中道から上の池方向を見た。緑の葉がたくさんついているのはシラカシ、1年を通して大きな変化は見られない。左側の枯れ枝の正体はサクラやリョウブ。リョウブの幹には灰色の斑点がある。幹に斑点がみられるのは公園にも何種類かある。幹だけ見たのでは区別が難しい。リョウブは運がいいことにこの時期でも花序の名残が垂れさがっているので、リョウブと知ることができる。
シラカシ、サクラ、リョウブ
撮影:1月26日
記 平成27年1月28日(木)