公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 ロウバイ

126日(月)
 
 ハンノキの林を見渡した。梢には雄花の花序が下がっているのが遠目にも分かる。今まで上の方に気を取られていたが、前方に眩しく輝く花が見えた。花を見てロウバイではないかと思った。透けるような花びらをしている。よく見ると3重になっている。花びらの横には丸くなった蕾が連なっている。まだまだ花は咲いてくるようだ。
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ロウバイのアップ
 
 前回来たとき、このロウバイの葉を見て「これは何の樹だろう…」と考えた。葉が対生で、1枚の葉が大きい。縁には鋸歯がないようだ。所々に丸い蕾のようなものがついている。などとメモをしておき、調べたが答えが出せなかった。今黄色いこの花を見て、ロウバイと分かった。「あの時の苦労が何だったのか…」と思えた。今考えると、ロウバイは身近なところにある。花しか見ていない浅はかさが思いを知らされた。
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ロウバイの葉           ロウバイの蕾
 
 ロウバイの写真を撮っていると、直ぐ近くを動くものがあった。先ほどはリスだったが、今度は小鳥である。小さくきれいな色をしている。飛んでいかないうちに、とにかく何枚かの写真に収めた。顎、腹は黄緑色がかっている。腹には黒い斑点が見える。頭は黒っぽいが、黄緑色が少し混ざっている。野鳥図鑑で調べると、アオジと出てきた。
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 ハンノキを見ているとき、1本だけやや太い樹があった。これはどうもハンノキではないような樹がした。木肌を見比べた。縦方向に割れ目模様が入っているところはそっくりである。目を上へ移した。すると、白く輝くものがついている。明らかにハンノキでないことが分かった。ハンノキでないと何になるのだろうか。考えられるのはオニグルミである。瓜久保の坂を上りきったところにオニグルミの樹はあるので、そこまで戻り樹上を見た。すると同じものがついている。この樹はオニグルミである。一時そう思い、帰宅してから整理していると、オニグルミの冬芽はこのような色、形をしていないことが分かった。調べ直すとサワグルミとなった。
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サワグルミの先端
 
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 サワグルミの冬芽
 
 
撮影:120
 
 
  記  平成27126日(月)