公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 リスが現れる

125日(日)
 
 右手に耕作地が続いている。道を進むと、見覚えのある瓜久保の休憩場へ出た。瓜久保の家を見て、こんなに近いところにあったのかと思い、案内図を見直した。案内図だと、成程耕作地からは近くになっている。前回までは、山に入り、まわりまわってここへ到達していたので、ずいぶん離れたところだと思っていた。瓜久保の休憩場へ入ると、静かな佇まいになっている。窪地のこともあり、日が差さず寒さを感じる。目の前の田んぼを見ると、氷が張っている。
 
 瓜久保の家から山へ進んだ。ニシキギ2株あり、続いてキリの樹が見えてきた。キリの樹は3本ばかりある。キリの樹は確認していたが、ニシキギの存在は確認していなかった。見ると、枝に板状の翼がある。これはニシキギの特徴の1つになっている。
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ニシキギ、キリと続く樹木
  
 坂をのぼりつめるとカッパ池がある。垣根のようになっていた枯れ枝や草が刈り取られ、池が全面に見える。表面が凍っている。日中でもこの状態なのだから、この辺りは夜間にはだいぶ冷えるのかもしれない。町の中で生活していると、氷が張っている光景などを見る機会が少ない。このような風景を見ると、自然の営みの厳しさが伝わってくる。
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カッパ池
 
 道に白っぽいものが散らばっている。注意してみると、樹の皮である。何となく形がそろっているように見える。長さ、幅も同じくらいの大きさに切られている。剥げて落ちたにしては不自然である。考えていると、木の枝が揺れた。何だろうと見上げたら、そこにはリスがいた。この公園へきて何度もリスを見かけているが、こうやって餌を探している場面には初めて出会った。
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長さ、幅も同じくらいの大きさの樹の皮
 
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リス
 
 池の前のくぼ地にハンノキの林が広がっている。中に入れないので、道から見ているが、どのハンノキも真っ直ぐ伸びている。望遠で幹を確認すると、幹の表皮に縦方向の縞模様があり、ハンノキの特徴を示している。
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ハンノキの林
 
撮影:120
 
 
    平成27125)