公園の草木

公園の草木の観察記録を書いています。

舞岡公園 シジュウカラ

124日(土)
 
  ハンノキなどを見た後、畔道から水車小屋の方へ上がってきた。水車小屋は古風で情調がある。しばらく休みながら付近の樹木を観察した。ここにはキリの樹が何本かある。先日とは風景が変わっており、どれがキリの樹か、すぐには見分けがつかない。枯葉などがかかっていいないか、上空を見た。何かかかっていそうに見えるけど、それがキリの樹の葉とは分からない。記憶を辿った。幹に薄く線模様がある。この樹がキリの樹になる。このことを頼りにし3本分かった。灰白色の幹で、何本にも枝分かれするエノキの樹はその樹形から判断できた。
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中央:キリ 右:エゴノキ
 
 ここにカキの樹と思われる気が何本かある。幹には細かい矩形状の皮目がびっしりと貼り巡らされている。この皮目を見るとハナミズキを思い出す。ハナミズキかと思い、帽子状の冬芽を探したがどこにもついていない。こう見ると、カキの樹になるのではないかと思う。
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カキの樹
 
 道を隔てたところに雑木林が見える。ついさっきまで何人かの人がカメラを向けて野鳥を撮影していた。先日は垣根のようなものがあり遠くまで見渡すことが出来なかったが、いまはよく見える。手前は沼地だったような気がするが、今は水が干しあがっている。遠くに真っ直ぐに伸びている樹は先ほど見てきたハンノキである。「こんな風景が昔はどこにでもあったのかなぁ」と思ってみた。
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ハンノキの林
 
 北門の近くに来た時、垣根から下へ何かが落ちた気配がした。「もしかしたら野鳥かなぁ」という思いもあった。下へ目をやると、小さな野鳥が動いている。スズメでないことは明らかである。チャンスを狙って数枚写真に収めた。調べるとシジュウカラらしい。思いがけない写真が撮れた。頬が白く、背中が黄色みを帯びている。腹は白く尾が長い。きれいな姿をしている。
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 北門を出て今日は真っ直ぐ進んだ。前方に大きなエノキの樹がある。前回はたくさんの葉をつけ堂々としていたが、今はすべての葉がなくなっている。箒状の姿は何となく寂しい。エノキの樹の手前でカメラを構えている人がいる。先ほどの人かもしれない。カメラを田圃へ向け頻りに野鳥を探している。
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エノキの樹と野鳥観察する人
 
 落葉した樹木を見ながら進むと、反対方向にもう1本の大きなエノキの樹があった。もちろん葉は1枚も残っていない。ここで野鳥でもいるかと、田圃へ目を向けた。しばらくすると1羽が舞い降りてきた。尾が長い。「ハクセキレイかなぁ」と思ったが、いつも見るのとは違っている。背中の色が気になる。写真を撮り調べると、やはりハクセキレイのようだ。
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エノキの樹 
 
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撮影:120
 
 
 
  記  平成27124日(土)