舞岡公園 ハンノキの花序
1月23日(金)
水車小屋の近くにヤマハゼとハンノキがある。ヤマハゼの樹を見たとき意外と思えた。今まで見ていたハゼノキは大きいし、しかもこのような水田地帯ではなかった。まさかヤマハゼが水田の近くに、しかもここはあぜ道である。「ヤマ」ということから判断しても、山の方にあると思っていた。ヤマハゼを見ると、葉は皆無であり、枝に昨年できた丸い果実がたくさん残っている。以前の写真をもう1度見直してみた。果実はヤマハゼによく似ている。葉をさらに見直した。ごくわずかだが鋸歯がみられる。ヤマハゼの葉は全縁である。これはヤマハゼではない。いろいろ調べると、ウツギになった。ある資料を見て、ヤマハゼと判断していたのが間違いだったことに気が付いた。
ウツギ (ヤマハゼは間違い)
雄花の花序
次に、雌花の花序を見た。雄花の花序と比べるとこちらはずっと小さい。肉眼では詳細がほとんど分からない。小さな松ぼっくりを思わせるようにたくさんの赤褐色をした鱗片が瓦状に重なっている。
雌花の花序
葉が落ちてしまうとさっぱり分からなくなってしまう。樹の小枝から紐のようなものが下がっている。これはいったい何だろうか。前回の写真を見て記憶をたどった。すると、キブシが出てきた。前回の写真を見ると、同じように紐のようなものが下がっている。間違いないものと思う。ただこの樹の花はまだ見ていないのが気になる。
キブシ
キブシ
撮影:1月20日
記 平成27年1月23日(金)